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まるくまーる(旧・教育部長の講義日記)

「2012年」への備え

2009/12/26
信仰講座 3
2012年

来る2012年12月に起こる大天変地異から生き残る、現代版「ノアの方舟」ともいうべきパニック映画「2012」。
先日、教会の子どもたちを連れて見てきました。

CGのすごさには目を見張りましたが、逆に言えば、それだけが見どころで、
「2012年」
という年の持つ人類史的な意義が、ただ単なるパニックに矮小化されてしまっているのが残念です。

それで、私なりの注目点をあげれば、次の2点になるでしょうか。

① 中国の存在感の大きさ
② 宗教家の存在感の小ささ

②について、こういう場面があります。

世界最高地ヒマラヤあたりと思われる山間の簡素な寺院(上の写真参照)で、老僧と若い僧の2人が話しています。
間もなく大津波がこの高地まで襲って飲み込まれるという噂、どこか近辺の奥深い山の中で巨大な方舟を建造しているという噂を聞いて、若い僧は、
「どうしましょうか? ここにこのままいれば、津波に呑まれて死んでしまいます」
と、心の動揺を隠せず老僧に尋ねます。

すると、いかにもダライ・ラマを思わせる老僧は、悠然とした態度で、目の前にある湯呑みにお茶を注ぎ始めます。
急須を傾けたまま、湯呑みからお茶があふれてこぼれ始めます。

若い僧は訝って、
「師よ、お茶が溢れています」
と言うと、老僧は、
「今、お前の頭の中もこのようにさまざまな噂で満ちている。今のお前に必要なのは、頭の中を空(くう)にすることだ」

そう言いながらも、老僧は若い僧にトラックの鍵を渡します。
若い僧はそのトラックを運転して生まれた村に帰り、家族を乗せて方舟を目指します。

一方、老僧はそのまま寺院に残り、遥か山の彼方から津波が轟々と迫ってくるのを見ながら、悠然と鐘を突くのです。

若い僧は家族とともに方舟の建造場所にたどり着き、そこで米国から逃れてきた白人家族たちと巡り合います。
彼らは苦労の末に方舟に潜入して、見事に生き残るのです。

若い僧と白人家族は、自らの知力、体力、金力のすべてを使って生き残ることを志向します。
老僧はどうしようもない自然のすべてをただそのまま受け入れて、生にも死にも執着していないように見えます。

このような老僧が描かれているには描かれているのですが、その描き方は、西洋世界から見た東洋思想をプロトタイプとして描いたに過ぎないように見えます。

今の世界を動かしている主流思想は、人間の意志力と科学力をもってすれば、困難を克服できると考える。
一方、東洋思想の伝統では、自然の力に人間がかなうはずはないから、抵抗などはなからしようとも考えず、すべて自然の動くままに身をまかせる。

実際、2012年の意義が天変地異であるのなら、人間はおそらくどうしようもないでしょう。
しかしもしそれが、人為的に引き起こされる危機、あるいは転換点であるのなら、なるがままに身を任せるのは最上手段ではないと思われます。

その場合には、政治家と科学者だけでは絶対に役者不足です。
人類の叡智、本物の宗教者が主役を果たさなければならないと思います。

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Comments 3

There are no comments yet.

日韓太郎

「2012年」は、私も見ましたが、
色々と考えさせられる映画でした…

聖書には、「新しい天と新しい地…」、この聖句は、
サタン主権を滅ぼし、神主権下の
新しい天地を現す意味があり、
「火の審判」は、み言の審判を意味していますし、
「日と月が光を失い、星が空から落ちる」は、
クリスチャンのつまづきを警告する聖句として、
統一原理の終末論では、聖句を解説しています…

この観点で、「2012年」を見たのですが、
今まで、当たり前のように考えて来た常識、文化、思想が、
もろくも崩れ落ち、崩壊して行く時を教えられている、
と感じましたし、救いは、永遠に崩れ落ちない、
崩壊する事のない真理に見いだし、
その真理の実体であり、真の救いをもたらすメシアを、
どのようにして、全人類が探し出し、出会うか、
ここに、焦点を合わせて行くべきである事を、
警告として教えようとしている映画だ、
と感じながら見ました…
私には、刺激的な終末論の講義でした…

筆者は、さすがに、細かい分析をされていますね…
ありがとうございました…m(_ _)m

2009/12/27 (Sun) 15:30

ひろちゃん

2012を観ました。

この映画はノストラダムスやマヤ文明に予言されている人類の終わりをそのままの如くに描いています。映画というものを考えたときにディザスタームービーとしてCGを駆使して描けばエンターテイメントとして完成度が高くなるからです、その中にしっかりとしたメッセージ性を盛り込めば観客の心をつかむのは簡単だと思います。ノアの方舟が登場しまさしく洪水審判のように巨大な津波が襲いかかります、でも僕はこの映画を観て感じたのは人類が実際に滅亡したら(地球温暖化等の問題はありますが)。神様の天地創造の意味や多くの義人や聖人やイェス様ましてや父母様の血と汗と涙の意味も無くなってしまいます。だからこれも聖書と同じような終末の予言であると思います、2012年で完全にサタンの歴史が終わり2013年から本当の神様と人間の親子の歴史が始まるのだと思います、それまでに頑張って歩んで行かなければ・・・・・・。

2009/12/27 (Sun) 17:18

管理人kitasendo

2012の感想ありがとうございます

今は峠を越えるために、急勾配の山道を必死で登っているような感じがします。
こんな坂が続くなら、もう登のをやめてしまおうかと思ったり。
足元の悪い道を格闘しながら、何とか進み続けようと気を取り直したり。
本当に心の中が大切だと思います。

2009/12/27 (Sun) 20:21