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まるくまーる(旧・教育部長の講義日記)

神様の弟という存在

2012/01/19
訓読三昧 1
rucifer 

問題は何か。神様の弟の位置の存在の名前とは何か。天使長ルーシェルです。知っていますか。聖書に出てきます。誰が堕落をさせたかというと、このアダムの妻となるべきエバが、裸のままで、弟の立場の天使長に任せられていたのです。
神様は、女性に子宮というものをつくってあげたのです。その子宮を弟が主管すれば、弟の子供をもつようになります。天使長は神様の弟の立場であり、完成アダムの弟の立場です。ところが、弟に根こそぎ奪われて、反対になって、弟がお兄さんとなるべきアダムを殺してしまい、お兄さんの相対もなくしてしまい…。

去る1月8日から15日にかけて、韓国の主要都市で文先生が巡回講演大会をされた中で、上記のようなお話をされたと聞きました。

初めて聞く内容です。
どう理解していいものか、よく分からないままにご紹介するのも気がひけるのですが、興味深いので書き留めておきます。

天使は創造の最初に造られたもので、神の僕であり、協助者にして頌栄者でもあると、原理講論の「堕落論」に記されています。

ところが、文先生は天使長ルーシェルを「神の弟」だと言われたのです。
そして、いずれアダムが完成すれば、ルーシェルはアダムの弟にもなる。
完成したアダムは神様の実体となるのですから、神様の弟はアダムの弟にもなるという話は、納得できないことではありません。

しかし、原理講論の説明と照らし合わせると、少なからず混乱する内容です。

もともと、天使に対する創造目的や存在意義については、私にとって必ずしも単純明快なものではありませんでした。

神様が絶対的な創造者として、この全宇宙を創造されるにしても、その協助者と頌栄者が必要であったということは、ある程度分かる気がします。
それは創造の能力において必要だったというより、心情的な面においてやり取りをする相手が必要だったということだと、私は理解しています。
また、人間が完成するにあたっても、愛する対象としての天使が必要であったというふうにも理解しています。

しかし、それにしても。

なぜ、将来ご自身の子女として創造する人間と微妙に似ていて、微妙に違う、天使というような存在を、神様は敢えて創造されたのだろうか。
その存在は、人間のような肉身をもたない霊的存在であるとは言え、その気になれば、人間と性関係さえも持つことのできる、極めて「危険」な存在です。

これさえも容易には理解し得ないことであるのに、その上に、「ルーシェルは神の弟である」とは、ますます難解で、まるで判じ物のようです。

ただ、文先生のこの言葉をヒントに、少しだけ突っ込んで考えてみたいと思います。

「神の弟」であるということは、「神の息子」である、というふうにも言えると思われます。
というのは、こういうお話があるからです。

この世では父と子であった関係が、お互いに死んで霊界に行けば、最も近い兄弟になる。
つまり、父は兄に、息子は弟になる、というのです。
それで、神様の弟は神様の息子でもあると言うことが可能なような気がするのです。

とすると、アダムとルーシェルとはともに神様を父母とする兄弟だということになります。

そもそも、なぜ人間だけが神様の子女でなければいけないのだろうか。
なぜ天使たちは子女ではなく、僕でなければいけないのだろうか。
神様はすべてをご自身の子女として創造されてもいいのではないか。

そんな考えも浮かんできます。
まだ何も、明確な結論はありませんが。

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Comments 1

There are no comments yet.

たろ

神様の弟ですか

天使長が神様の弟とは、えらく興味深いお話ですが、確かにどういう意味かさっぱり分りませんね。
日本の神話と何か関係でもあるのでしょうか。
そういえば、夜の神様、昼の神様というのも、どういうことか分らないでいます。
教育部長様はご存知でしょうか?
お父様は、深遠なみ言を次々と語られていくので、僕は中々ついていけてません。

2012/01/20 (Fri) 20:50