fc2ブログ
まるくまーる(旧・教育部長の講義日記)

明日死ぬように生きなさい

2009/11/30
永遠に生きる 2
文鮮明先生 霊界
雲間  

「皆さんは欲張りです。一生を生きるのに、80歳で死ぬとか、100歳で死ぬだろうと信じても、明日死ぬか、今日死ぬか分からないのです。

皆さん、できるだけ1年以内に死ぬものと思いなさい。この短い時間にすべて準備しなければなりません。できるだけ短く見積もるほど幸福なのです。その期間に真のものになるように準備する内容が、自分の永遠の生命の家を建てるのです」
(『地上生活と霊界』文鮮明先生)

「明日死ぬように生きなさい。永遠に生きるように学びなさい」
(マハトマ・ガンジー)

どちらの箴言も同じことを言っています。
私も時々、考えることがあります。

「余命があと3ヶ月だと宣告されたら、その期間をどのように生きるだろうか?」

しかし、なかなか真剣に考え抜くことができません。

今から8年前の6月に、妻がガンで昇華(他界)する直前。
医者からは、
「長ければ1年。もしかして、1週間後に急に悪くなることもあり得る。今はもうそんな状態です」
と告げられていました。

体力はもう相当に落ちて、歩くのもままならないほどでした。
私はそれでも妻の奇跡的な回復を信じる心を持ってはいましたが、日に日に弱っていく妻を見ながら、何をしたらいいだろうかと深刻に考えました。
そしてある日、妻にこう言ったことがあります。

「もう動くことも大変だろうけど、手紙を書くことはできるだろう? 今までに出会ってお世話になった人、関係がうまくいかなかった人、できるだけたくさんの人に感謝の手紙を書いたらどうだろう?」

どんな人であろうと、
「ありがとう」
の一言を言える、何か自分のために良くしてくれたことが一つくらいはあるだろう、と思ったのです。
地上を去る前に、せめて何が残せるか?
私なりに真剣に考えた挙げ句の思いでした。

しかしその時、妻はすでにそれさえもする気力を持たなかったのでしょう。
私の提案を静かに聞きながら、妻は結局首を縦に振りませんでした。

その時のことを思い出すと、私自身が死期に近づいた時に一体何を残そうとするだろうかと、考え込みます。
もちろん、死ぬ間際になって慌てるのではだめでしょう。
元気なうちから、自分の死をできるだけ間近に想定して、いかに充実した、密度の濃い生活を生きるか。

ガンジーが言うように、
「永遠に生きるように学ぶ」
ということが重要だと思います。
これは明らかに、
「霊界を想定した生き方を学ぶ」ということです。

最近のベストセラー『死ぬときに後悔すること25』という本に、
「死を不幸と考えてきたこと」
という後悔があると書いてあります。

もしそうだとすれば、全ての人はどんなに頑張って生き、富を得、家族に恵まれたとしても、結局最後には不幸になることを避けられません。
それでは一体何のために生きているのか、全ての努力が空しいものになります。

死というものは、決して顔を背けて見ないようにするものではなく、きちんと正面から見て、今の生き方を慎重に考えるよすがにすべきものでしょう。
死は決して不幸なことでも、怖いものでもないと思います。



よろしければ1クリック!にほんブログ村 哲学・思想ブログ 統一教会へ
にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト



Comments 2

There are no comments yet.

日韓太郎

>できるだけ短く見積もるほど幸福なのです。

死と向き合いながら、今を永遠に通ずる瞬間にする、
そんな生き方を、毎日、積み重ねて行くことが、
明日の希望を膨らませて、喜びを大きくする、
永遠不変の真理なのだと思います。。。

>妻がガンで他界する直前。

奥様の闘病生活、そして「死」と深刻に向き合う筆者の心を、
この一言の中に、痛く感じ取り、だからこそ、
如何に生きるか、そして、如何に死を迎えるか、
それは、人間が生きる上において、最も大切なことであり、
背を向けてはいけないテーマだと、
筆者の深刻な心の叫びが伝わって来ます。。。

私は、統一教会において、神様を真実に愛すること、
隣人を、神様を愛するように、自分を愛するように愛すること、
そして、
国境を越え、境界線を突破するもの、それは「真の愛」であり、
「真の愛」とは、このような愛であるという生き様を、
文鮮明先生ご夫妻の姿に見て来ました。。。
見物をするのではなく、評論家になるのではなく、
如何に生きるかの模範を見て来た者として、
あと一年の生命なら、このように生きたいという、
はっきりとした生き方があります。。。

他者の幸せの為に、命も、愛も、すべてを捧げる、
そんな足跡を、力の限り生きて、残して行きたいと思います。

今日も、ありがとうございましたm( )m

2009/12/01 (Tue) 00:33

管理人kitasendo

日韓太郎さんへ

評論家にならない。
これは私も清平で誓ったことでした。

2009/12/01 (Tue) 01:10