心の中で起こる「核融合反応」
小林正観氏が『宇宙を味方にする方程式
ある生物学者が変わった実験を試みました。
数百羽の鶏を買い取り、3ヶ月間まったくカルシウムを含まない餌で飼育し続けてみたのです。
その結果、予想通り、すべての鶏が殻のついていない卵を産み始めました。
その結果を確認した上で、次の3ヶ月間、カルシウムは相変わらず与えないまま、カリウムを与えるようにしました。
すると、1ヶ月ほどたった頃から、すべての鶏が殻のついた卵を再び産み始めたのです。
この実験結果を基に、学者は次のように考えました。
カルシウムを全く与えないのに、カリウムだけで殻のついた卵を産み始めたということは、鶏の体の中でカリウムをカルシウムに変換する「核融合反応」が起こっているのに違いない。
通常、原子核融合というのは数千万度という超高温でない限り起こらない現象です。
鶏の体温はおよそ39度。
その体の中で核融合が起こるとは、常識的には考えられません。
しかし、この学者の論文は学会で注目を集め、ノーベル賞の候補にまでなったという話です。
学者の名前が明らかでないので、その詳細を確認することができませんが、ここからいろいろと面白いことが想像できます。
例えば、優しくない夫。
パチンコに熱中して、家にあまりお金も入れてくれない夫。
言葉がきつい夫。
程度問題はあるでしょうが、このような夫ともうまくやっていける方法が、人間の中の「核融合反応」を活用する方法です。
冷たくされると、誰でも悲しいものです。
「バカ」と言われて、嬉しい人はいません。
ところが、そこで私の中のスイッチを入れ替える。
「冷たい態度をされると、私嬉しいのよね」
「『バカ』って言われると、私元気がでるのよね」
これが、カリウムを体内でカルシウムに変える方法です。
この方法は食生活などにも応用できます。
例えば、肉好きな人なら、
「私は肉を食べれば食べるほど、血がサラサラになる」
というスイッチを入れながら食べればいいのです。
とは言え、このスイッチはそう簡単には入りません。
私も難しい状況に遭遇したとき、自分の中でスイッチを入れてみようと試みることがありますが、そう簡単にいくものではありません。
自分のプライドや理性を一旦否定する必要があるからです。
ただ、人間の精神に潜む「核融合」の力が相当に大きいだろうということは想像できます。
今回の震災で被災した地域の方の話に、
「被災地が大変だからと、遠い地方の人達まで生活を切り詰めたりしないでほしい」
というようなことも聞きました。
「自分たちはそれほど絶望していない。皆んなが切り詰めれば、日本の経済はさらに縮んで、良いことはない」
大きな被害に遭えば、人間は落胆し、悲嘆にくれる。
希望を失い、外部からの支援を期待する。
普通にはそのように考え、その考えに従ってマスコミなどはニュースを作ろうともしているように見えます。
しかし人間というのは、それほど弱くない面もある。
カルシウムが途絶えれば、カリウムだけでも、それを体内で元素変換して生きていく力を内包するものではないかと思います。
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