あなた自身が、そうなりなさい
昔から、呼吸法や瞑想、ヨガなどに関心があって、我流ながら、いろいろな本を読んでみては自分でやって来た経験があります。
呼吸法について説明する本の中には、
「呼吸の要領は、宇宙から無限のエネルギーを受け取る気持ちで深く息を吸い込み、自分の中にたまった邪気を宇宙に戻す気持ちで息を吐き出す」
というような趣旨の指導がしばしば見受けられました。
「良いものを受け入れて、悪いものを出す」
これは私にとっては良いことのようにも思えますが、これでは宇宙にとって私は厄介者、迷惑者に過ぎないのではないかとも感じられ、違和感を覚えたものです。
「良いものを受け取ったなら、それを自分の中でさらに良いものに変換してお返しする」
これこそが統一原理で言うところの「授受作用」の極意ではないでしょうか。
ですから呼吸においても、宇宙の良い気をもらったなら、それを自分の中でさらに良い気に変換して吐き出すべきだと思うのです。
世に言う「引き寄せの法則」。
これも普通の説明では、
「自分の願うものを得ること、与えられること」
に焦点が当てられます。
しかし、「引き寄せの法則」の本質は、
「得ること、与えられること」
ではなく、
「創造すること、与えること」
なのではないでしょうか。
「私が願ったこと」が「引き寄せられてくる」のではなく、
「私が願ったこと」が「創造され」、相手に「与えてあげる」ことこそ、私たちの心に本当の満足を与えてくれることではないかと考えます。
神様も、この宇宙を創造されるとき、
「私の願う喜びが、私に引き寄せられてくること」
を願ったのではなく、
「私が喜びの元を自ら創造して、それを万象に与えよう」
と考えられたのではないかと思います。
つまり、神様は「与えるために創造された」のです。
「見たいと思う世界の変化があるなら、あなた自身がそうなりなさい」(マハトマ・ガンディー)
呼吸一つにしても、私たちは吸い込んだものを自分の中でもっと浄化できるような者になるというのが、呼吸法や瞑想の本義だと言っていいでしょう。
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