先生は生徒から採点される
今日、中2の娘の中間試験が終わりました。
帰って娘の顔を見ると、あまり清々しい表情ではないので、ちょっと厳しかったのだと分かります。
試験の数日前から、娘はかなりラストスパートをかけ、必死になって試験範囲を覚えにかかりました。
少し覚えると私のところにやってきて、
「お父さん、ここから問題を出して」
と出題要請を繰り返します。
それでも今回の試験はなかなか難しかったようです。
夕食後、座敷に2人で寝っ転がりながら話していると、娘は、
「私は先生たちからも買いかぶられていると思う」
と話し始めます。
中1の3学期から娘は急に勉強に熱を入れ始め、成績も急角度で上がりました。
それまでは学年の真ん中辺りだったのが、5位以内に入るようになったのです。
私もあまりの急変化に驚いていたのですが、娘が言うには、
「自分は本当に頭がいいのではなく、試験の直前に一生懸命覚えて、それがうまく出たら良い点数が取れる。試験が終わったらすぐに忘れてしまう。ほんとうに頭がいい人には敵わない。一番にもなってみたいけど、そうしたらもっと買いかぶられるから、後がもっと大変になると思う」
とのこと。
そう言いながら、ちょっと落ち込んでいるふうでしたが、自分自身を結構客観的に見ているなあと感心します。
また、各科目の先生が手作りする試験問題に関しても、非常に的確に観察しています。
一番作り方が上手いのは、社会の先生。
問題の出し方が的確だし、設問にミスがない。
一番ひどいのは理科の先生で、高学歴っぽく威張っているけど、どうでもいいような設問が多いし、設問ミスも多い。
その他、普段の授業でも、その進め方のうまい先生と下手な先生とがいるようです。
うまい先生は、教え方にメリハリがあり、騒いだりすると、叱り方もうまい。
復習のノートを提出すると、一人一人に必ず一言コメントを書いて戻してくれる国語の先生。
こういう先生は大好きだと言います。
先生は生徒たちを採点しているつもりでいるのでしょうが、結構、生徒たちからシビアに採点されてもいるのです。
考えてみれば、一方が他方を一方的に採点するというような関係は、この世にないのでしょう。
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