男性が未婚でいることのハイリスク
統計学というのはかなり高度な数学を駆使するのかも知れませんが、統計学の所産を分かりやすく紹介した例があります。
原文は英語の「A Catalog of Risks」という論文で、さまざまなリスクを「何日寿命が縮むか」に換算したものです。
そのカタログによると、最もリスクが高い状況は、
「男性が未婚でいる」
というものだそうです。
数字の算出方法は私には分かりませんが、こんな統計にどれほどの意味があるのか、真剣に受け止めるほどのことかどうかには、やや疑問があります。
ただ、男性の未婚がトップに来ているという点に興味が惹かれました。
上のグラフが示すように、男性が未婚だと、3500日、すなわち約9年半の寿命が縮むというのです。
それ以外の状況と比較してみると、例えば、2番目が「男性の喫煙」で、2250日。
第3位が心臓病の2100日。
面白いことに、第4位は「アメリカ大統領になる」で、1862日。
大統領が危険なのは、歴代大統領の中に何人も暗殺された人がいるからで、ケネディ大統領を例外にするだけで、その危険度は7位の「炭鉱夫」(1100日)と同程度まで低下します。
これだけで比較すると、男性が独身でいることは、大統領になるより2倍近く危険だ、ということになります。
さらに、三大疾患として恐れられている「ガン」でさえ980日で第8位。
男性の独身がいかに危険なものか、まったく思いがけない統計結果という感じです。
男性が結婚しないとなぜ寿命が縮むのでしょうか。
その理由は統計学からでは特定できません。
おそらく、いくつもの要因が複雑に関連しているのでしょう。
文鮮明先生のお話の中に、
「四位基台を形成するところには、宇宙の力が保護するようになる」
とあります。
四位基台とは、個人的に言えば、心と体が調和一体となった状態です。
家庭的に言えば、夫婦が愛で一体となり、子どもを生んで育てることを言います。
それが本来あるべき状態なので、そのようになった存在は宇宙の力(万有原力と言ってもいいでしょう)が保護するというのです。
このお話から推察すると、未婚単独で生きるというのは宇宙力の保護外に出ることを意味します。
力をもらえない分だけ、寿命が縮むというように考えられるかも知れません。
この際、より影響をうけるのは女性よりも男性だという事実があります。
同じ未婚でも、女性の場合は寿命の縮み方が男性の半分以下で、1600日です。
人間として持っている生命力は、男性よりも女性の方が強いというようなことは聞きますが、とにかく、男性にとって愛する伴侶がいないというのは相当深刻な事態だと言えそうです。
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