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遺伝子は聞いてゐる

kitasendo
自分の遺伝子

課題となるのは非常に基本的なことです。
「どうやって自分の遺伝子を効果的にコントロールするか」ということです。
(『あなたの年齢は意識で決まる』ディーパック・チョプラ)

エピジェネティクスといふ、遺伝子に関はる比較的新しい学問分野があります。

遺伝子は父母から受け継ぐものであり、受け継いだものは生涯変はらないと言はれます。しかし遺伝子そのものは変はらなくても、その働きを変へる仕組みがある。それがよく言はれる、遺伝子のスイッチのオン・オフです。

遺伝子としてはあつても、その機能がオフになつてゐれば遺伝子は眠つた状態で、働きが現れない。それが何らかの切つ掛けでオンに切り替はれば、それまでなかつた働きが現れるやうになる。その辺の仕組みを研究するのがエピジェネティクスと呼ばれるものです。

例へば、病気を治すといふことに関して、現代の大勢は近代医学ですが、その一方には「信仰療法」と呼ばれるものも昔からあります。

誰かの病気平癒を願つてお百度参りをするといふやうなこともあつたし、西洋のほうではルルドの泉の水を飲んで持病が治癒したなどといふ体験談もある。末期ガンであつても、「必ず治る」といふ強い信念で生還したといふやうな証も時々耳にします。

信仰療法には、何か目に目ない高次の力の介在が想定されてゐます。それが神の力であるのか、天使の力であるのか。あるいは慈悲深い先祖のお蔭であるのか。何かはしかと分からないながらも、目に見えない力が目に見える世界(体)に力を及ぼすといふふうに理解されるわけでせう。

原理講論」にも
「性相(無形の主体)が形状化する」
と論じてゐる箇所があります。

しかし、無形のものがどのやうにして有形の物質に影響を及ぼすのか。その仕組みについては、科学的に解明されない。

その点を、チョプラ博士はかう考へてゐるやうです。

霊的な力にせよ本人の意思や思ひにせよ、それは確かにその人の体や行動に変化・影響を与へる。その二者の間には、遺伝子のオン・オフがあるのではないか。

簡単な図で示せば、このやうな仕組みです。

意識と体

チョプラ博士は、
「あなたは、自分の遺伝子に四六時中話しかけている」

といふ言ひ方もする。

「遺伝子に話しかける」。そんなことを意識したことがありますか。仮令自覚をしてゐなくても、確かに話しかけてゐるのかも知れない。

遺伝子たちは、私が何かの選択をするたびに気づいてゐるといふのです。

私が何かを考へたり、感じたりする。そのたびに、遺伝子は
「あっ、今こんなことを考へ、こんなふうに感じてゐるな」
と認識し、それに応じた複雑な反応パターンを形成するのです。

選択が特に大きく刺激的であれば、特定の遺伝子がオンからオフに切り替わる可能性もある。そしてそれは当然、対応する体の箇所に変化をもたらすでせう。歪んでゐたパターンが正常に矯正されれば、病気が回復に向かふことだつて起こり得るかも知れない。

自分の内面をよく見つめる人であれば、自分の思ひや意識が体や行動に影響を与へることに気がついてゐるでせう。心と体がどこでどのやうに繋がつてゐるのか、その仕組みは分からなくても、体験的には知つてゐるのです。

心と体の間に遺伝子がある。それが本当かどうか、信じていゝものかどうか、私は即座には判断しかねる。しかし、遺伝子は常に私の心の声に聞き耳を立ててゐる。少なくともさう考へると、無闇な考へはできないと思はれてきます。


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