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まるくまーる(旧・教育部長の講義日記)

自民党総裁選女性候補者に注目する

2021/09/26
世の中を看る 0
天照大神

▶ 人類の初期は母系社会だつたが、あるときから男性優位に転換した
▶ 日本の神話では女性が最高神(天照大神)
▶ 自民党総裁選に立候補した女性2候補、特に高市候補に注目
▶ 100代目の総理が女性になれば、日本神話への原点回帰か


男性と女性それぞれの社会的役割について、『
神との対話』の中で言及されてゐます。

それによると、人類歴史の初期には、母系社会であつた。そして、統治者の地位や宗教的な権力者の地位をはじめ、商業、科学、学問、癒しの領域などでの影響力のある地位も、すべて女性が握つてゐた。全般的な能力において、女性が男性を上回つてゐたのです。

それなら、男性の実情はどうであつたのか。男性には、女性の卵を受精させる力と、力仕事以外には、ほとんど社会的な重要性がなかつた。社会の決定事項に発言したり、一票を投じる資格もないと見做されてゐた。ずいぶん冷や飯を食ふ惨めな立場だつたのです。

ところが、我々が知る過去数千年の歴史では、権力を握り、王にもなつたのはたいていが男性であつたのを知つてゐます。これはどういふことか。歴史のある時点で、男女の地位に逆転が起つたのです。

そのいきさつの詳細には触れませんが、ともかくある時点から男性が女性に対して優位に立つやうになつた。それとともに、社会は感情を表現する」ことに価値を置かないものに変はり、神は「男」だと定義された。

この歴史観の信憑性を点検することは私にはできない。ただ、確かに、ギリシャ神話の最高神は男性であるし、聖書でも神は男性であるやうに描かれてゐます。日本には「男尊女卑」などといふ言葉もある。

しかし面白いことに、日本で皇統を継ぐのは父系による萬世一系ですが、最高神は女性です。地において人間社会を直接に統治するのは男性であり、それをさらに上位の天から統治するのは女性。そんな位置関係になつてゐるやうにも見えます。

男である私には、内心どうしても抵抗感があるのを否めないのですが、総体的に見て女性のほうが本当に能力が上なのだらうか。男女の社会的役割はやはり元のやうなのがいゝのだらうか。

そんなことを思ひ煩ひながら最近の世の動きを見てゐると、面白いことに、自民党の総裁選に女性が2人立候補してゐます。男性も2人で、男女半々です。

こんなことは長い自民党の歴史でも初めてのこと。しかも堂々たる論戦が展開されてゐる。

女性候補2人の中でも、高市早苗候補にはなかなか目を見張るものがあります。国政・外交の分野を全般的にとてもよく勉強されており、しかも明確な国家観が話の中から伝はつてくる。

しかしそれ以上に私が注目するのは、総裁選立候補の動機と、いかにも女性らしい共感性の高さです。これは特に2人の男性候補と比べるとき、際立つてゐるやうに感じます。

未来の日本、特に若い世代、これから生まれる子どもたちのことを考えると、今対処しておかなければ手遅れになる。さういふ焦りと危機感。それが動機となつて、総理総裁はその目的のために使へる最善の手段と考へてゐる。

そして共感性。これは同じ女性である野田聖子候補にも感じられるものです。災害対策を講じるにしても、被害に遭つた人たちが可哀さうだといふ共感性が根底に流れてゐる。

人類が「母系社会」から「父系社会」に変はるとともに、「感情」を封印したといふ話は、まんざら嘘ではないやうな気がします。男はやはりどうしても「論理」を理性で考へ、観念的になりやすい。それが損得の計算になつたりもする。

一方女性は、「嬉しい」「悲しい」「可哀さう」といふやうな感情を大切にする。その感情で判断し、行動する。情に流される心配があるとは言へ、それでも高市候補くらゐに信念がはつきりしてゐる女性なら、感情とか共感性はリーダーとして有効な資質になると思ふ。

これは半分私の夢想だが、もうそろそろ日本にも女性の宰相が出て、天照大神から始まつた我が国の歴史がぐるりと一巡して原点回帰すると面白いと思ふ。

天照大神が天上を主宰したやうに、一国の中心に女性が立つ。彼女が国家観をもつて、この国の進むべき大きな方向を示す。問題が起れば全責任を取る。

さういふ宰相を戴いて、その周りを有能な男性が囲む。地を天皇が任命した時の権力者たちが治めたやうに、男性たちが実務的な能力を最大限に発揮して、宰相を支へる。

男性は昔から力仕事はできるし、専門分野での実務能力は高い。さういふ者が下手に最高権力を握つたら、権力欲に溺れ、目的と手段を取り違へてしまふ可能性があるから用心が必要だ。

男性にももちろん宰相の器はあり得ると思ふ。しかしこゝは一度、女性に道を譲つて、女性本来の能力を発揮してもらふ。これで女性の素晴らしいことが証明されれば、今後は社会の要所要所に女性を配置して実力を発揮してもらふといゝ。

女性の能力は高いので、さういふ役割をこなしながらも、夫をうまく操縦して家庭を切り盛りし、子どもを立派に愛して育てることもできるでせう。男性と競り合ひ対立するのではなく、うまく調和できれば、日本の男女は世界のモデルにもなり得るのではなからうか。

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