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OSに気をつけろ

kitasendo
ペガサス

数日前のことだが、おかしな夢を見た。

「OSに気をつけろ。OSを見せないやうにして、アプリが勝手に動いてゐると思はせる何者かがゐる」
と、誰かが言ふのです。

OSとは、Operating System。パソコンやスマホを動かしてゐる基本ソフトのことです。主要なものとして、Windows、macOS、Androidなどがある。

しかし、夢の中の言葉は、意味がよく分からない。言葉を反芻してゐるうちに目が冴えてきて、枕もとのスマホを取り出してYoutube の最新通知を開いてみる。

すると
「(スマホの)すべてを盗むスパイウェア、ペガサス」
といふタイトルが目に入つたので、聞いてみる。

ペガサスを開発販売してゐるのは、イスラエルの民間企業。顧客は基本的に各国の政府です。

このスパイウェアの最大の特徴は、ゼロクリックテクノロジーだといふ。どういふものかといふと、スマホの所有者がスマホをオンにしてゐなくても、OSを通してハッキングできる。しかも、これにはスマホメーカーさへ気づいてゐないといふ。

ここまで聞いて、
「あれっ」
と思つたのです。

「OSに気をつけろ」
といふ夢の続きのやうな話ではないか。

予知夢とでも言ふのか。こんな夢の見方は、長い人生でも初めてのやうな気がする。

考へてみると、「OS」といふのは、夢の中では一種の「象徴」かも知れない。人生は普段はほとんど意識してゐない「無意識」といふOSに乗つかつて、「意識」といふアプリが動いてゐる。だから、「OSに気をつけ」ないと、人生がどこに持つて行かれるか分からない。

これとどこか似てゐるやうな体験が、夢ではないが、もう一つあつた。

人間関係がギクシャクして、気分が落ち込んでゐたとき、
「こんな状況を、良心はどう見ているかな」
と考へてゐると、トイレの中で、ふいに
「可哀さうだ」
といふ声が聞こえてきたのです。

声はその短い一言だけだつたので、
「誰が可哀さうなのだらう?」
といふ疑問が残る。

「私が? それとも相手が? あるいは神様が?」
と、あれこれ考へてみるが、解答は分からない。

ところが、分からないから推測が広がるのです。

「私が可哀さうだといふのなら、なぜだらう、どういふことだらう」

「三者すべてが、それぞれに可哀さうなのかも知れない」

人間関係がうまくいかないとき、我々はすぐに「誰が悪いのか」と考へがちです。ところが、良心はどうもさういふ犯人探しを好まない。ただ、うまくいかないことは、関わる全ての人を可哀さうにする。そのことに心を痛めるのが良心なのかと思はれます。

この2つの体験のどこが似てゐるんだ、と思はれるかも知れない。私も実はうまく説明できない。ただ、人生の表面のその一つ奥には、かういふ「うまく説明できないOS」が潜んでゐる。そしてそのことが、言葉ではつきり説明できることより、むしろ重要だといふ気がするのです。



異世界無双

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Admin:kitasendo