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鍵はどこでなくしたんですか?

kitasendo

鍵はどこで


心のチキンスープ』でベストセラー作家となつたジャック・キャンフィールドが、こんな例へ話を書いてゐます。

 

ある人が大切な鍵を紛失した。探してもなかなか見つからないので、近所の人に頼んで家の周りを一緒に探した。

 

しかし、目を皿にして数時間探しても見つからない。おかしいと思つて近所の人が尋ねた。

 

「念のために聞きますが、あなたは本当に家の外で鍵をなくしたんですか?」

 

するとその人は、

「あっ、いえ、鍵は家の中に置いてきてゐます」

と答へた。

 

馬鹿げた例へ話に聞こえますが、鍵をなくした愚かな人は我々のことだと言ふのです。

 

ここで言ふ「鍵」とは、我々が遭遇する問題の「本当の原因」のことです。それは家の中(つまり、私の内部)にあるのに、それを探し出さうとして一生懸命に家の外(つまり、私の外部)を探し回つてゐる。しかしそれでは絶対に「鍵」は見つからない、と言ひたいのです。

 

「家の外」とは、私の周りの人や環境のことです。それで「鍵」を「家の外」に探す人は、

「私がうまくいかないのは、あの人のせいだ」

「私が苦しいのは、環境が悪いからだ」

といふふうに、「鍵」など落ちてゐない場所を一生懸命に探し続ける。

 

さういふ人は、つねに自分を「被害者」だと考へます。私の周りの人や環境が「加害者」です。

 

自分を「被害者」だと考へる思考は、必ずネガティブです。「〇〇のせいで、私は〇〇ができない」といふ思考です。

 

ネガティブな思考はネガティブな結果をもたらす可能性が高い。なぜなら、この思考の根底には「自分にはこの問題を自ら解決する力がない」といふ自己の無力感があるからです。だからこの思考は、自分にとつて非常に不利です。

 

それなら、自分にとつて最も有利な思考とは何か。

 

「すべての問題の原因は、私の中にある」

といふ思考。

 

「言ひ訳を一切せず、責任を100%自分が負ふ」

といふ態度です。

 

自分を「被害者」にしないこの思考と態度が、最もポジティブな結果をもたらす可能性が高いと言へます。言ふまでもなく、この思考の根底には「自分にはこの問題を解決する力がある」といふ全能感があるからです。

 

しかし実際には、「言ひ訳を一切しない」といふ態度はきわめて難しい。「鍵は家の中にあるかも知れない」と薄々思ひながらも、そのありかをどうしても家の外に探しやすいのが我々です。

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時計

それは

韓国がいい例ですね。
日本が悪い、日本が悪い。補償せよ。
と被害者意識満載です。
自分達がベトナムにしたことはどう考えているのか?

あのように被害者意識でいると他人依存になり、自己成長は難しいと思います。
日本も戦争で被害を受けたのですが、復興に邁進して経済的復興しました。
日本は精神的に大人です。

2020年12月10日 (Thu) 08:27
kitasendo
Admin:kitasendo