ただ、高いセルフイメージを求めなさい
Then God said, "Let us make man in our image, after our likeness." 神はまた言われた、 「われわれのかたちに、われわれにかたどって人を造らう」 (創世記1:26) |
セルフイメージについて書きたくて、英語版聖書を引用しました。
人は元来、
「神のイメージ」
に造られたとあります。
つまり、私の本来のセルフイメージは「神のイメージ」だといふことです。
これはセルフイメージとしては多分最高レベルのイメージでせう。
ところが、今の私は自分についてどんなセルフイメージを持つてゐるでせうか。
例へばセールスの世界で恒常的に好成績を出し続ける人は、高いセルフイメージを持ってゐます。
自分の売りたいものは必ず人が買つてくれると思つてゐるので、押し売りをしないのに売れてしまふ。
反対にセルフイメージの低いセールスマンは一生懸命売らうとするので、お客さんは却つて引いてしまふ。
押せば押すほど、相手は買ふ気を失つていくのです。
売りたいと思はなければ売れ、売りたいと思ふと売れない。
おかしな話のやうに思へますが、実はちつともおかしな話ではない。
大抵の人はセルフイメージの高い人を好み、魅力を感じ、関はりを持ちたいと思ふのです。
だから人は何かの「もの」そのものに惹かれるよりも、その「もの」を誰が持つてゐるかのはうにもつと左右される。
セルフイメージの高い人が持つてゐるものにより価値を感じ、惹かれるのです。
独りセールスに限つた話ではない。
人生万事、セルフイメージの高いことが最も利益率が高い。
それなら何を得ようかと思ふ前に、まづはセルフイメージを高める努力をするのが賢明でせう。
何を食べ、何を飲まうかとあくせくするな。ただ、御国(高いセルフイメージ)を求めなさい。さうすれば、これらのものは添へて与へられるであらう。(ルカ福音書12:29-31) |
とある通りです。
伝道も今や「み言葉」といふ「もの」の魅力で出来る時代ではなく、それを紹介しようとしてゐるその人のセルフイメージの高さがもつと重要だと感じます。
セルフイメージが低いままで伝道しようとすると、セルフイメージの低いセールスマンと同様で、伝道しようとすればするほど相手は引いてしまふ。
押せば押すほど遠ざかつてしまふのです。
ところで、高いセルフイメージとはどんなものでせうか。
神のイメージに近いほどいいのですが、まづは着実に考へてみると、例へば、
「私は天下一の正直者だ」
といふイメージはどうでせう。
私は誤魔化さない。
嘘をつかない。
秘密を持たない。
正午定着で影がない。
与へるなら心から与へ、愛するなら心から愛する。
神様はご自身のイメージに沿つて最初に光を造つておかれたので、正直な私はその光に満たされてゐる。
自分の中には神のイメージがあると思へば、視線が上がり、背筋が伸び、しかめ面が消え、穏やかな口調になるのではないでせうか。
実際はそこまでのレベルでないとしても、さういふ人間ならどのやうに考へ行動するかといふイメージを自分に当てはめながら生きてみるのです。
さてそれなら、より高いセルフイメージをどうやつて作るか。
もう少し考へてみませう。

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