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教育部長の講義日記

家庭連合の教育部長として、統一原理を講義し、思索する日々

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火消しに行くつもりはありません

20191026

NHKから国民を守る党、略称N国党の党首立花孝志さんに私が注目するやうになつたのは、彼がタレントのマツコ・デラックスさんに攻撃を仕掛けた時以来。

先の参院選で初めて議席を獲得した直後で、
「国会議員が、いくら何でも、こんなやり方をするか?」
といふのが最初の印象だつたが、彼のyoutubeを見ているうちに、印象がだいぶ変はつてきたのです。

立花氏の印象について。

この人は相当に頭がいい。
考へ方が相当に戦略的である。
その戦略的頭脳が政治的に生かされて、やり方には乱暴なところがあるが、泡沫的に見えたN国党が1議席を獲得した。

その戦略は旧来の政治家と比べると、発想が常識(当然のやうに思はれてゐる思考パターン)に囚はれず自由である。
そして何よりも、人間が正直に私には見える。

戦略の細かい事には触れない。
昨日Youtubeで配信された「第8回 NHKから国民を守る党 記者会見」を見て、興味深かつた点を一つだけ取り上げてみます。

「おたくの党内でごたごたと揉め事が起こってますよね。党首として対処されないんですか」
といふ質問に対して、
「揉め事が起こっているなら火を消しに行けといふ考へですね。なぜそんなふうに考へますか。子どもたちが喧嘩してたら、親がすぐに入つて止めたらいかんでしよ。喧嘩しながら自分にも非があるなら子ども自身が悟る。それで成長する。自分が間違つたままなら自分が結局損害を被る。だから、揉め事はどんどん起こしてください。火消しに行くつもりはありません」
といふふうに立花氏は答へる。

常識的な頭なら、公党内で揉め事が起これば党首はすぐに仲裁に入るか、非のありさうなほうを排除するかしたくなるでせう。
さうしないと党首としての権威もなければ党内の統率も取れないし、傍目にも印象が悪くなつて人気が落ちると心配する。

しかし立花氏は、
「コンプライアンスは守るけど、ガバナンスはしない」
と言ふのです。

法律に抵触しない限り、本人の自由には介入しない。
放任あるいは無責任のやうにも見えながら、人間の本性により近いと思ひます。

子どもの喧嘩に親は介入しないといふ譬えも、まつたくその通りと思ひます。
介入するのは親の責任のやうに見えながら、穿った見方をすれば、親の権威を見せたい、傍目を気にする、自己本位の思ひでもあり、子どもたちの人格と自由とその成長を軽視する観念に動かされてゐるとも思はれます。
だから本当に子どものことを思ふ親なら、軽率には子どもの喧嘩に介入しない。

党首が介入して揉め事を収拾すれば、その時には問題が回避鎮静化したように見えても、当人たちの内面が整理されないままであればいづれ同様の問題が再発して、党はさらに難しい状況に立ち至る可能性がある。
さうであれば、問題はより人間の本性に沿つた形で解決するのが、長い目で見れば結局は最善ではないか。

「NHKをぶつ壊す(放送のスクランブル化)」といふ党の目的にどこまで近づけるかも今後の見どころではありますが、それ以上に、これまでとは違う発想を持つた人間が政治家といふ姿で現れ、その考へと行動が世の中にどこまで影響を及ぼすか。
そのことのほうが私にはもつと興味深い。

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