妻が夫に切れるとき
先日、あるテレビ番組で、
「ネットの検索で、『夫』と入れると、『夫 死んでほしい』『夫 嫌い』と最初に出る」
と言っていたので、本当だろうかと確かめてみると、まさにその通りでした。
「夫 死んでほしい」の検索結果からさらに進むと、次のようなサイトに行き当たりました。
「夫に早く死んでほしい妻たち」
その記事の中にあるいくつかの実例を読むと、男として背筋が凍るような思いがすると同時に、夫婦の関係について改めて深刻に考えさせられます。
① ある日の真夜中、夫がふと眠りから目を醒ますと、枕元に妻が立っており、じっと夫を見つめていた。妻は片手にチャッカマンを持っており、カチカチと火をつけながら、寝ぼけ眼の夫にひと言こういった。
「ねえ、死んでよ」―。
② ある日、妻が私のゴルフクラブを持って、車の助手席をメッタメタに破壊していた。浮気を疑っていたようで、「助手席に女を乗せられないようにするため」と妻は言ったが、次は自分がやられる、と身の危険を感じた。
更には、本当に殺されかけたという例もあります。
妻と口論になった際、石油ストーブのタンクに入っていた灯油をかけられ、火をつけられて、夫が意識不明の重体に陥ったというものです。
DV(ドメスティックバイオレンス)と言うと、普通は夫が妻に暴力を振るうということだと思っていましたが、この記事によると、逆の場合も結構あるようです。
内閣府男女共同参画局の平成21年公表の調査によると、これまでに配偶者から
「身体に対する暴行」
「精神的な嫌がらせや恐怖を感じるような脅迫」
「性的な行為の強要」
のいずれかを受けたことがあると答えた男性は全体(1077名)の約17.8%で、約5人に1人。
そのなかで、命の危険を感じたことがあると答えた男性は4.7%にのぼっている、とあります。
妻たる女性たちがなぜこれほど暴力的になるのでしょうか。
女性は本来、その本性からして暴力的な性質の持ち主ではないと思います。
その女性が暴力的になるには、それなりの精神的な理由がなければなりません。
例えば①の場合、夫が若くして破格の昇進をして仕事が忙しくなり、家庭をほとんど顧みられなくなったという長年の妻側の不満の蓄積があるのです。
そういうことが女性の心にどれほどの葛藤と寂しさを感じさせているかを、男性は概してあまり気がつかないようです。
男は男なりに、仕事に充実感を持ったり、自分の働きで家族を養っているという自負心を持ったりするでしょう。
しかし女性は男性とはだいぶ違う心象風景を持っているようです。
統一原理では、
「男性は愛の主体であり、女性は美の対象である」
と言います。
女性にももちろん与える愛はあるにせよ、愛を受けて喜び、その満足感で美を男性に返したいという思いは、男性よりも強いのだと思います。
ですから、自分にどのような愛が来ているかどうかということには、男性以上に鋭敏な感性を持っているのです。
求める愛が来ないと女性の心は満たされず、鬱憤がたまり、鬱積すると、いつかそれが激しい形で爆発する。
それが女性らしからぬ「暴力」という形で現れる。
ですから、暴力として現れるというのは、相当深刻な限界状況だと言えるでしょう。
ところで、暴力にも、いくつかの形があります。
① 肉体的な力を行使する
② 言葉で報復する
③ 心を閉ざしたり、夫との性的関係を拒否する
②や③などは、①の肉体的暴力よりも、ある意味で、双方にもっと深い傷を負わせる可能性があります。
この問題を分かりやすく整理してみます。
① 男性(夫)はどのように女性(妻)を愛すればよいか。
② 女性(妻)はどのように男性(夫)の愛を受け、美を返せばよいか。
③ 上の2つがうまくいかず、相互の思いに食い違いが生じた場合、どのように対処し、修復すればよいか。
以上3点に関して、順を追って考えてみたいと思います。
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【お勧め記事】
「夫婦から始まる」
「愛が喜びに先行する」
更には、本当に殺されかけたという例もあります。
妻と口論になった際、石油ストーブのタンクに入っていた灯油をかけられ、火をつけられて、夫が意識不明の重体に陥ったというものです。
DV(ドメスティックバイオレンス)と言うと、普通は夫が妻に暴力を振るうということだと思っていましたが、この記事によると、逆の場合も結構あるようです。
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「精神的な嫌がらせや恐怖を感じるような脅迫」
「性的な行為の強要」
のいずれかを受けたことがあると答えた男性は全体(1077名)の約17.8%で、約5人に1人。
そのなかで、命の危険を感じたことがあると答えた男性は4.7%にのぼっている、とあります。
妻たる女性たちがなぜこれほど暴力的になるのでしょうか。
女性は本来、その本性からして暴力的な性質の持ち主ではないと思います。
その女性が暴力的になるには、それなりの精神的な理由がなければなりません。
例えば①の場合、夫が若くして破格の昇進をして仕事が忙しくなり、家庭をほとんど顧みられなくなったという長年の妻側の不満の蓄積があるのです。
そういうことが女性の心にどれほどの葛藤と寂しさを感じさせているかを、男性は概してあまり気がつかないようです。
男は男なりに、仕事に充実感を持ったり、自分の働きで家族を養っているという自負心を持ったりするでしょう。
しかし女性は男性とはだいぶ違う心象風景を持っているようです。
統一原理では、
「男性は愛の主体であり、女性は美の対象である」
と言います。
女性にももちろん与える愛はあるにせよ、愛を受けて喜び、その満足感で美を男性に返したいという思いは、男性よりも強いのだと思います。
ですから、自分にどのような愛が来ているかどうかということには、男性以上に鋭敏な感性を持っているのです。
求める愛が来ないと女性の心は満たされず、鬱憤がたまり、鬱積すると、いつかそれが激しい形で爆発する。
それが女性らしからぬ「暴力」という形で現れる。
ですから、暴力として現れるというのは、相当深刻な限界状況だと言えるでしょう。
ところで、暴力にも、いくつかの形があります。
① 肉体的な力を行使する
② 言葉で報復する
③ 心を閉ざしたり、夫との性的関係を拒否する
②や③などは、①の肉体的暴力よりも、ある意味で、双方にもっと深い傷を負わせる可能性があります。
この問題を分かりやすく整理してみます。
① 男性(夫)はどのように女性(妻)を愛すればよいか。
② 女性(妻)はどのように男性(夫)の愛を受け、美を返せばよいか。
③ 上の2つがうまくいかず、相互の思いに食い違いが生じた場合、どのように対処し、修復すればよいか。
以上3点に関して、順を追って考えてみたいと思います。
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