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教育部長の講義日記

家庭連合の教育部長として、統一原理を講義し、思索する日々

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本質のあの世、現象のこの世

20181218 

地上からの要求は、経済や病気や子どもの結婚や祝福の問題解決を願うものばかりです。 
霊界の側から伝えたいのは、本来の正しい生き方、神様を親として生きること、永遠の夫婦として愛し合うことです。その本質が解決されれば、全て解決するようになっています。霊界と地上との大きな食い違いがあります。
(『亡くなった家族との会話』聖和者家庭懇談会)

この一節を先日の記事「あなたが愛おしい」の中でも紹介した後、この食い違いは一体何なのか、どうしてその食い違いが生まれるのかと、ずっと考えています。

この世に生きている人がとらわれる気がかりは、経済問題や体の病気、不具合。
それから、子どもの結婚、特に祝福を受けてくれるかどうか。

この世は物質の世界なので、どうしても物質的な諸問題が心の大半を占めたとしても仕方ないかも知れない。

それに対してあの世は物質の世界ではないので、そこに心を奪われることはないのだろう。
霊的な存在としてのより良い在り方こそに最も高い価値を感じるのは、もっともなことのようにも思えます。

だからあの世から見れば、この世の人々は「本質」にではなく「現象」に心を惑わされているように見えるのかも知れない。

経済問題は「現象」であって、「本質」ではない。
心を向けるべきは「本質」のほうであって、その「本質」さえ解決されれば、「現象」はそれに伴って自然に解決されるはずだ。

あの世の人たちが考える「本質」の一つが、
本来の正しい生き方
と表現されているものです。

それが一体どんな生き方なのかについてはここで簡単にまとめられないのですが、今日もある方に原理講義をしながら、
「この原理の本質をどれくらい把握して講義出来ているのだろう?」
という自問がしきりに湧いてくるのです。

今日の講義は堕落論の第1節「罪の根」。
罪の根とは何かについて、原理ほどにここまで本質に迫って体系的に解明し整理したものはかつてなかったろうと思うのですが、さてそれを講義する私はその本質を本当に分かっているのか。

よく創造原理を「健康状態」、堕落論を「病気」に例えて説明します。
ところで、その病気をどのように治療したらいいか。
この時、病気そのものと病気の症状とを混同したら、うまく病気を根治することはできないでしょう。

例えば、風邪をひくと熱が出る、喉が痛くなる。
しかし熱や喉の痛みは病気そのものではなく、病気の症状でしょう。
体に入った菌を排除しようとして体が取る対抗策が発熱であり、のどの炎症です。
だから、無闇に解熱剤で熱を下げようとすれば、菌を排除できず、却って風邪という病気そのものを本当には治せない。

それと同様で、堕落の結果や現象を「堕落」そのものと見做してしまうと、堕落という病気を根治できないかも知れない。
講義をしながら、そんなことを考えたのです。

私を苦しめる様々な形の堕落性は、堕落の現象です。
現象はその本質が何であるかを教えてくれるヒントであるという意味で、とても貴重なものです。
しかし解熱剤で熱を下げるように、堕落性を無理に抑え込もうとしても堕落という病気は治らない。

堕落という病気は、一体何なのか。

神様と私との心情の通路が閉ざされたことによる、神様と私の双方の苦痛である
と考えてみました。

もしそのようなことであれば、根治のためには閉ざされた通路にもう一度穴をあけて、心情が自由に行き来できるようにするしかない。
それをどうしたらいいのか。
その治療法を原理の中に明確に見出さなければ、根治の見込みはありません。

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No title * by はちみつ
あの世の人からのメッセージに考えさせられました。
確かに自分は、目の前の幸せだけ願っていました。

>「神様と私との心情の通路が閉ざされたことによる、神様と私の双方の苦痛である」

全ての悲しみ・苦痛は、我々が神様から離れてしまったことにつきますね。
頭ではわかっているのですが、なかなか神様の心情が理解出来ないです。

Re: No title * by 教育部長
>「神様と私との心情の通路が閉ざされたことによる、神様と私の双方の苦痛である」

そんなふうに考えて書いては見たのですが、堕落については簡単に言えないですね。もっと適切な観点があるだろうと思います。

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No title

あの世の人からのメッセージに考えさせられました。
確かに自分は、目の前の幸せだけ願っていました。

>「神様と私との心情の通路が閉ざされたことによる、神様と私の双方の苦痛である」

全ての悲しみ・苦痛は、我々が神様から離れてしまったことにつきますね。
頭ではわかっているのですが、なかなか神様の心情が理解出来ないです。
2018-12-20 * はちみつ [ 編集 ]

Re: No title

>「神様と私との心情の通路が閉ざされたことによる、神様と私の双方の苦痛である」

そんなふうに考えて書いては見たのですが、堕落については簡単に言えないですね。もっと適切な観点があるだろうと思います。
2018-12-20 * 教育部長 [ 編集 ]