無に戻りなさい
去る8月28日、突然お母様が発せられた大号令による特別3日修錬がこの9月21日から始まり、昨日23日がその最終日。
ちょうどその日に、久しぶりに礼拝の説教を任せられたので、
「無に戻りなさい」
というタイトルで話しました。
8月28日にお話しされた
「過去の実績、現在の地位や権限、積んできた経験や知識などをすべて降ろして『無』になった位置から、心と体が一つになった姿で歩む努力をしなさい」
というみ言葉からもらったタイトルです。
タイトルをつけるのは簡単でも、「無」になることも、心身の統一もこの上なく難しい。
古来、多くの修行者たちは心身の統一を求めて出家をし、限りなく苦行を積んだりしたのですが、容易には到達できない境地です。
3日はおろか、40日の修錬であっても、不可能ではないかと思われます。
すると、3日修錬のために選別されたみ言葉集の中に、こういうみ言葉があるのを見つけたのです。
本当に100%感謝するとき、心と体が統一されます。そして、皆さんの周辺が幸せになります。
心身統一の方法が、きわめて簡潔に、しかもこれまでとはコンセプトのまったく違うアプローチが示唆されています。
「100%感謝の生活をすればいい」
というのです。
お母様のお話を聞いていると、「感謝」という言葉が頻繁に出てきます。
このように言われたみ言葉もあります。
神霊と真理によって常に目を覚まして祈り、万事に感謝する生活をすれば、天の父母様の声を聴くようになり、戦慄が走るように感じるでしょう。
実感がこもっているように感じられるみ言葉です。
「100%感謝」も「万事に感謝」も全く同じ意味で、感謝すべきことに例外はないということです。
感謝は感謝でも、並みの感謝ではない。
昔のような苦行ではないにせよ、この感謝もレベルがとても高い。
ご父母様といえども、努力なくしてそれができたのではないでしょう。
お父様の次のような祈祷文が残っています。
私たちは感謝して
生活することしかありません。
一人の男性の前に結ばれた妻が
不足だとしても、
生涯を通して奉仕できる
その何かがあるので、
その妻を下さったことに
感謝しなければならず、
あるいは子どもが私に
十字架の一生をくれても、
そうすることのできる立場を
準備してくださったことに
感謝しなければならず、
環境が私に
生涯を支えられない
絶望のどん底に追い込んだとしても、
それをいかなる条件を立ててでも
感謝の因縁として残して倒れよう、
と言える息子となるよう
お許しくださいますことを
切にお願い申し上げます。
(真のお父様の祈祷 1970年3月14日)

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