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教育部長の講義日記

家庭連合の教育部長として、統一原理を講義し、思索する日々

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母と子と父の祈り

20180612 

前回の記事「私はあなた、あなたは私」の続きで、SITHが考える祈りについて、少し触れてみようと思います。

いくらお祈りをしても、人は直接、神聖なる知能に語りかけることはできません。ほとんどの人がこの関係を知らないで、直接、神聖なる知能につながろうとします。しかし、潜在意識を経由しないと、神聖なる知能にも、超意識にもつながることができないのです。
(『神聖なる知能が導く、心の平和のための苦悩の手放し方』イハレアカラ・ヒューレン)

ここで言う「神聖なる知能」は、我々がふつうに呼ぶ「神様」のことだと考えていいでしょう。

我々が祈るとき、神様に直接祈るものだと思っている。
しかしSITHでは、祈りは最初から神様に向かうのではなく、まず潜在意識に心を注ぎ、その潜在意識と一体となった感覚になってこそ、私の思いが神様に通じるようになると考えるのです。

SITHでは、ふつうに「私」と思っている顕在意識を「母親」、潜在意識を「子ども」という関係に考えます。
この子どもは膨大な量の記憶を抱えていて、その中から顕在意識としての「私」に解決してほしい問題を、記憶の再生による現象として見せてくれる。
それが困った出来事であったり、悩みであったり、不安であったりするのです。

それゆえ、そういう出来事や感情を体験した時、それをなおざりにしたり、不平不満で対応したりせず、真摯に向き合い、(原理的な表現をすれば)蕩減条件を立てて問題を解決する機会として取り組む。
そうすると、潜在意識としての子どもは、自分の願いが良く受け止められたと感じて、さらに次の記憶を送り込んでくれる。

このように、ちょうどお母さんが子どもを大切に慈しむような生活を心掛けると、顕在意識と潜在意識はとても良好な関係を作るようになるのです。
これが、祈りの土台となります。

お母さんが子どもを愛して母子一体となって、父である神様のもとへ行く。
それが祈りの本質である。
そんな感じです。

SITHが言うところの潜在意識は、原理で言う「良心」に近いような気がします。
普段から良心の声に真摯に耳を傾け、それに従う生活を心がければ、それが神様に祈る土台となるのです。

もし我々が、子どもを大切に愛さない母親のようであれば、いくら祈ったとしても、神様には通じない。
その意味で、自分の良心を大切にする、あるいは自分を愛するということが、実は、我々がふつう考えている以上に重要なことだと思えるのです。

祈りということに限定せず、信仰生活全般として考えても、我々の意識は神様ではなく、まず自分の内面、自分の良心に向かなければならない。
お父さんというのは、お母さんと子どもが互いに愛し合っていれば、自然とそこに訪ねてきて、一緒にいてくれる。
それが本来の、我々人間と神様との関係ではないだろうか。
そんなふうにも思うのです。

しかし私自身を振り返ってみても、これまでの祈りは往々にして、母親と子どもの関係をなおざりにしながら、母子が一体となった基盤もなしに、力づくで父親に何かを訴えようとしてきたような、そんな祈りではなかったかという気がします。

自分をなおざりにしながら、
「〇〇が勝利できますように」
とか、
「このゲスト〇〇が導かれますように」
などと一所懸命に祈る。

大きな声を出し、汗を流して祈っても、終わってみると、どこか空しさを感じるような時がある。
そんな体験もしてきたのです。

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* by はちみつ
すごくわかります。

「大きな声を出し、汗を流して祈っても、終わってみると、どこか空しさを感じるような時がある。
そんな体験もしてきたのです。」

私もシック時代、そんな経験をしてきました。私以外の元シックも同様です。とても真剣に祈っても、通じていないような感じでした。

当時(30年前)は「自己否定」するように言われ、自分の感情に蓋をしてして生きてきたシックが多かったです。そして自分の良心を見つめることは、疎かにしていたと思います。
やはり自分自身にも目を向けることが大事ですね。

コメント






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すごくわかります。

「大きな声を出し、汗を流して祈っても、終わってみると、どこか空しさを感じるような時がある。
そんな体験もしてきたのです。」

私もシック時代、そんな経験をしてきました。私以外の元シックも同様です。とても真剣に祈っても、通じていないような感じでした。

当時(30年前)は「自己否定」するように言われ、自分の感情に蓋をしてして生きてきたシックが多かったです。そして自分の良心を見つめることは、疎かにしていたと思います。
やはり自分自身にも目を向けることが大事ですね。
2018-07-23 * はちみつ [ 編集 ]