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教育部長の講義日記

家庭連合の教育部長として、統一原理を講義し、思索する日々

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川上で堕落性をどう解決するか

20180513 

先日書いた記事
川上で堕落性を解決する
に対して、
「川上でどのようにすれば浄化できるのか」
という質問のコメントをいただきました。

それにお答えするために、まず今回は記事を少し捕捉します。

「私」が自分の思いをコントロールできていないということを示す実験結果があります。

「指を動かしたい」
という気持ちになった時に、指を動かしてもらう。

「指を動かしたい」
と意図した瞬間から実際に指が動くまでに約0.2秒かかる。
これは分かります。
ところが、その意図の瞬間よりも0.35秒前に脳内の運動準備電位が上がるという現象が確認されるのです。

この実験結果を見て、リベット教授(カルフォルニア大学サンフランシスコ校神経生理学)はこう判断するしかなかった。
「心が『動かそう』という『意図』を『意識』するよりも前に、『無意識」のスイッチが入り、脳内の活動は始まっている」

そして
前野隆司教授は、さらにこう考える。
「『意図』していると『意識』することを人に感じさせる脳の部分は、脳内の小びとたちの活動結果を受け取って、自分が始めに『意識』したと錯覚している」

私なりにこれを言い直してみれば、こういうことです。
「圧倒的な情報量を擁している無意識の中で次の瞬間の行動が準備される。それが意識レベルに送られて脳に指令を出す。そして『私』は『自分がそれをしようと思った』と思い込む」

ところで問題は「指を動かす」というような行動ばかりではない。
そもそも我々は次に自分が何を思うか、予測することができるでしょうか。
ほぼ予測不能です。

次の瞬間の思いも無意識の中で準備されて意識に送られるのですが、無意識と意識とでは擁する情報量が圧倒的に違うので、意識は無意識の動きにとてもついて行けないのです。

例えば、ある人が私に向かって発した言葉に対して、どんな思いが出るか。
好感を持つか反発心が出るか、反応は瞬間的です。
それがもし堕落性によって出てくる思いであったとしても、コントロールすることができない。

せいぜいできるのは、出てきた思いに
「堕落性」
という符牒をつけて悔い改め、考えを変えようと自分に言い聞かせることくらいです。

こういう状況は二重の意味で厄介です。
一つは、この思いが「私」から出てきていると錯覚していること。
もう一つは、出てきた後で変えようと考えていることです。

このような対処を、
「川下で堕落性を脱ごうと格闘する」
と表現できると思います。

堕落性は川上(無意識)で生じているのです。
川上で消さない限り、川下(意識)に流れていき、それを川下で消すことはできない(か、極めて難しい)。

質問は、
「川上で消す方法があるのか」
ということです。

私が現時点でたどり着いた答えは、先日来6回シリーズで抄録してきた「感謝する生活」にあると考えています。
この内容を「川上で消す方法」という観点から書き直してみれば、もう少し明確になって来るかも知れない。
私なりのペースで取り組んでみたいと思います。

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ありがとうございます。 * by 華道
とても 不思議ですね。
次も宜しくお願いします。

コメント






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ありがとうございます。

とても 不思議ですね。
次も宜しくお願いします。
2018-05-13 * 華道 [ 編集 ]