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イクメンパパ、最高のパフォーマンス

kitasendo
20170410 

ネットで見つけたイクメンの話です。

3歳と1歳の子どもがいる若い夫婦。
最近3歳の息子がご飯をあまり食べなくなり、途中まで食べると、それを放って、お菓子を食べ始める。
お父さんは仕事が忙しく、滅多に一緒の夕食卓にはつけない。
大抵は、お母さんと子どもの3人の食事。

ちょっと前まではいい子で、お母さんの言うこともよく聞いて、ご飯を食べていたので、お母さんとしては、
「どうしてお菓子ばっかり食べるようになったんだろう?」
と腑に落ちないのです。

ある晩。
珍しく、お父さんが早めに帰ってきました。
食卓での息子の様子をしばらく見ていましたが、夕食が終わって息子をソファに呼びます。

「太郎。パパの膝に座って。ちょっと話そう」

アイスを食べ始めていた息子は最初嫌がったが、お父さんの態度はきっぱりしている。
やがてアイスを諦めて膝に乗ってきた息子に、お父さんが尋ねます。

「君は、お母さんによくプレゼントしてあげることがあるよね?」

3歳の息子は、我が意を得たり。
大いに喜んで、自慢します。
「今日も、花を摘んで、お母さんに上げたんだよ」

「ママは、何て言ったの?」
と、お父さんはさらに尋ねる。

「ありがとうって。すごく喜んでいたよ」
息子は得意満面です。

「ママがその時、『そんなの、いらないっ』て言ったら、太郎はどう思う?」
そう聞くと、息子は俄かに表情を曇らせ、
「...いやだあ」
そう言いながら、泣き始めます。

「ママが毎日作ってくれるご飯は、ママから君へのプレゼントなんだよ。太郎が喜んでくれると思って、嬉しい気持ちで作ってるんだ。それは太郎がママのために花を摘んでる時の気持ちと同じだね」

そこまで言うと、3歳の息子にも分かります。

「ごめんなさい、ママ~。これからはご飯を全部食べるよ~」
泣きながら謝ります。

と同時に、
「ママと一緒に食べたかったんだよ~」
と本音を言うのです。

お母さんは生まれたばかりの弟に気を取られ、ついついお兄ちゃんがほったらかしになっていた。
それが寂しかったのです。
お母さんはそれに気がついていなかった。

お父さんが息子に話す一部始終を少し離れて見ながら、お母さんはしみじみ思う。
「お父さんは滅多に家でゆっくりできないけど、家族をよく見ていて、しっかりイクメンしてくれてるなあ」


普通イクメンというと、仕事の比重を減らし、お母さんが忙しい時には代わって子供を保育所に送り迎えし、ご飯も作り、必要ならばおむつも替え、掃除洗濯もする。
そういうお父さんが「良いイクメン」と見做されます。

このお父さんは、そういう意味の「良いイクメン」ではない。
しかし、お母さんにとってかなり頼りになる立派なイクメンではないか。
そういう気がします。

育児において、お母さんとお父さんが同じ分野を分け合う必要はない。
むしろ、それぞれの得意分野、それをすればより高い効果が見込まれる分野を、それぞれ担当するのが、賢い子育てではないだろうか。

たまにしか夕食に間に合わないお父さんでありながら、ここぞという時に、お父さんならではの力を発揮してくれる。
その効果的な働きを、このお母さんは有り難く感じているように思えます。

しかし、このお父さんが特に優れているとは思いません。
これくらいのことは、かなりのお父さんができる能力を持っているでしょう。
ただ、お父さんがこういう能力を効果的に発揮できるには、いくつかの条件が必要です。

先ず、お母さんが育児の重荷をかなり背負いながらも、お父さんを鋭く責めない。
責められると、お父さんは辛い。
その雰囲気では、せっかく持っている能力も余裕をもって発揮できないのです。

お父さんは自分のできる分野を心得ており、お母さんを助けたいと思っている。
そのようなお父さんの心持ちを感じて、お母さんはお父さんに期待もし、尊敬もしている。

こういう雰囲気があると、お父さんは最高のパフォーマンスを発揮するのです。

一言で言えば、夫婦が互いに思いやり、尊敬し合っている。
これが最も重要な条件です。

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Admin:kitasendo