妻が夫の愛を深く実感できる98のアプローチ
愛を中心とした夫婦のやり取りは、例えてみれば、お互いの車にガソリンを補充するようなものです。
相手の車がよく走るためには、ガス欠にならないようにタイミングをよく考えて、注入し続けるのが要諦です。
ジョン・グレイ博士は『ベスト・パートナーになるために』の中で、男性が女性に注いであげて効果のあるガソリンを具体的に98項目紹介してくれています。
注ぎ方のポイントは、こまめに少しずつ注いであげることです。
年に1回、妻の誕生日に大きなプレゼントを買って、後は何もなし、というような「一点豪華主義」ではダメだということです。
98項目の一部を編集して紹介してみましょう。
1.朝家を出る時は、必ず妻とキスを交わし、「行ってくるよ」の一言を残す。夜帰ってきたら、先ず妻を抱き、「ただいま」の挨拶をする。
これは毎日の変わらない、積極的な愛情の表現ですね。
2.妻の外見、ファッションを絶えず褒めるように心がける。特に、妻がヘアスタイルを変えたり、髪の毛をカットした時には、必ずそれに気づくように神経を配っておき、褒めることも忘れない。
常に妻の変化に関心を持っているということですね。関心は愛情の現れだと妻には感じられます。
3.妻が話しかけてきた時には、目にしている雑誌を置き、テレビのスイッチを切って、妻の話に100%注意力を集中する。そして、妻の話に耳を傾け、コメントしたい気持ちを抑え、その代わりに同情と理解を示すようにする。
まずは、妻の話を聞くことに集中することです。問題解決型志向の男性にとって、コメントや助言もせずにただ聞くというのは、往々にして苦痛なのですが、女性にとっては問題解決の前に「気持ちの共有」が大切なのです。
4.妻が靴下や下着の洗濯をしてくれるのなら、それらは必ず裏返しのままでは洗濯カゴに入れない。
裏返しのままで出せば、妻が洗濯のときにひっくり返す手間が増えます。小さなことのようですが、妻を思いやる夫の優しさが伝わります。一事が万事です。
5.妻が今どんな気持ちでいるか、今日1日どんな人と出会い、どんなことがあったか、どんな本を読んだか、などについて絶えず関心をもつ。そして、気がついたことは言葉で伝える。「今日はなんだかとても嬉しそうだね」「すごく疲れているように見えるけど、何かあったのかい?」などと尋ねる。
長く夫婦で暮らしていると、次第に関心が薄れるのが常です。関心を持ち続けるには、想像以上の愛のエネルギーが必要になります。
夫がカウンセラーであれば、8人のクライアントを7人に減らし、1時間早く家に帰って、妻を8人目のクライアントに見立て、最も意識を集中して向き合う。それくらいの意識変革をしないといけないでしょう。

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