思考の中からサタンを追放する
先日の記事「サタンを怖がるな」で、
「サタンは海、私は船」
という李耀翰先生の知恵を紹介しました。
ふつうにサタンというと、
「讒訴する者」
と思いがちです。
しかし本来の天使は、
「賛美する者」
であったと、原理講論にも明記されています。
天使の本性は「賛美する者」なのです。
それがなぜ「讒訴する者」になったのでしょうか。
彼の本性に合うものであれば、心から賛美します。
しかし、彼の本性の基準からみて劣る者であれば、讒訴するのです。
「なぜあなたは本来の神の子のようでないのか」
と。
だから、天使の本性は「海」なのです。
船が本来の機能を発揮して航行できるように守ってくれる者です。
ところが、私が本来の姿でなくなったとき、彼は守ってくれる「海」ではなく、船に侵入する恐ろしい「水」に変貌するのです。
海の水は船に空いた穴から侵入します。
船の穴が私の堕落性です。
水の侵入を防ぐためには、堕落性の穴を塞がなくてはなりません。
どうしたらいいのでしょうか。
李相軒先生が霊界から送ってこられたメッセージを読むと、サタンとその一派がどんな動機でどのように動くのか、ある程度具体的に分かります。(『人類の犯罪者ルーシェル』李相軒)
それによると、ルーシェルの根本属性は「不安」だと言います。
地上人が罹る病気の多くは、ルーシェルが抱える不安を地上人にも共有させることによって不安に陥れるところから入って、肉体を蝕むという作戦によって深刻化するのです。
ところが、そのような様々な病気に対して、神様は干渉されません。
神様が創造されたのは善であって、悪ではないのです。
神様の全能性とは、善を主管する能力です。
それなら、我々は自らの船の穴を自力で塞ぐ努力が必要になります。
どうしたらいいのでしょうか。
その方途について、李先生の結論はこうです。
私たちの思考の中からサタンが訪ねてくることのできる要素と要因を追放する運動に総力を傾けることです。
この意味は、
「堕落性による思考を完全に除去(転換)する」
ということだと考えます。
これが船に空いた穴を塞ぐことであり、水の侵入を防ぐ方法です。
これに私たちの総力を傾けなくてはなりません。

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