高千穂のエア・ポート
優しいまなざしが...
けわしい山道を登ってきて
きれいに咲いたね
と 愛でてくれるひとが
いてもいなくても 季節が来れば
ミヤマツツジの群落は
うつくしく咲き揃います
日差しよりも優しいまなざしが
そそがれているからでしょうね
神話の昔ばかりでなく 今も
天と地を往来なさる神様たちがご愛用の
空港(エア・ポート)が 高千穂の
どのあたりかの山頂にあることを
花ばかりでなく
そよ風も 蝶も蜜蜂も
これまた神代から知っているのです
新川さんの詩は、以前に何篇か目にしたことがあり、
「万物の心を美しく感受する人だな」
という印象が強く残っていました。
『家の光』6月号をぱらぱらとめくっていたら、久しぶりに出会いました。
何度も読んでみると、とくに後半がいいですね。
長い一文で、神様の住む雄大な天地と、そこにありのままに生きている動植物たちの姿が、山の稜線のように緩やかに上がり下がりするリズムで描かれています。

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