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まるくまーる(旧・教育部長の講義日記)

私は何かに感謝したらいいんでしょうか

2016/02/04
信仰で生きる 2
 20141004 

過去3ヶ月ほど、教育生を対象にして続けてきた信仰生活講座を、いよいよ信仰歴の長い会員を相手にして講義するようになりました。
今日がその1回目です。

参加者は約10人。
非常にやりがいを持って講義に臨みましたが、初回のせいか、反応が思ったほどには芳しくありませんでした。
まだ、様子見という感じもしました。
これからが楽しみです。

講義が終わった後、一人の婦人から話しかけられました。
「教育部長さん、この前ちょっと話したことですけど ... 」

1ヶ月ほど前のことだったでしょうか。
私が講義を終えて控えの部屋に戻ってきた時、たまたまその婦人が入って来られ、少し言葉を交わしたことがあります。

「私、なかなか夫が教会に来てくれないし、祝福も受けてくれないんです。私自身は教会も伝道も大好きなんですが」
と言いながら、
「まあそうは言っても、祝福は受けても、その後教会にほとんど来ないご主人もいますからね。そうなってもだめだし」
と付け加えられました。

「気持ちは複雑だよなあ」
と思いました。

祝福を受けたい。
あの婦人もこの婦人も、次々に夫を連れて来て、祝福を受けていく。
自分の夫はどうしてこうも聞く耳を持ってくれないのか。

「信仰心を持てない、宗教性のない人」
と、夫を批判したい気持ちにもなる。

その時、婦人の言葉に対して、
「自分の目から見ればご主人が思うようになってくれないと思えるとしても、そういうご主人であるのにも意味と理由があるかも知れませんね」
というようなことを言った記憶があります。

その時の言葉が心に引っかかっていたのかも知れません。

「あの時のお話はどう考えたら ... 、私は何かに感謝したらいいんでしょうか?」

簡単には答えられない質問です。
誰にでも、似たような問題があるでしょう。

「あの家庭は、あんなふうに上手くいっているのに、どうして私の家庭は難しいのか?」
と、自分の家庭と人の家庭を比べてみる。

そして、落胆したり、悩んだりします。

復活論の「悪霊の再臨復活」について論じる箇所で、
神は悪霊人を通して地上人に苦痛を与える役事をなさしめる
とあります。

悪霊の役事かどうかは定かではありませんが、この婦人も、長い間「苦痛」を抱えて生きておられるのです。
その苦痛をどう受け止めたら、最も賢明なのか。

「これからの信仰講座で、その問題が必ず出てくると思います。一緒によく考えてみましょう。自分で悟ることができたら、本当の力になるでしょうね」
と答えるに留めました。

これからの信仰講座が、参加者の役に立つことを願わずにはおれません。


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Comments 2

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佐藤史代

感謝

私は在韓の韓日家庭なので日本の信仰の考え方と多少違うかもしれません。
私の場合、二世が教会に反抗的で二人の娘が教会から離れています。
実は私も教会の活動にも積極的で中心メンバーでした。
やはりこのご婦人のように考えた事があります。
何故、うちの二世だけダメなのだろう。他の家庭は親と共に教会に来るのに...。私が特別、教会を怠けているわけでもないのに。
いろんな思いが交差しました。
私も何に感謝するべきか探しあぐねました。

答えは意外な所でヒントを得ました。
僧侶の説法の中でたまたま「これ位の果報で済んで本当に良かった」と思いなさいという言葉を聞いたのです。

夫や夫の親族にどれほどはべったかが子供の心性に出る、
そして勿論、先祖から受けた蕩減の質、量、深さ、等々。

もしかすると、二世など産む事のできない背景だったかもしれないのに、真のご父母様のご加護で奇蹟的に授かった二世なのかもしれない。悪い不良になってもっと親を泣かす子を持つべき私の生きざまだったかもしれないのに、清平の役事でこれ位の反抗で済んでいるのかもしれない。
もしかすると、自分には離婚・死別の蕩減があったかもしれないのに、夫が元気で横にいて下さる事自体が、奇蹟なのかもしれない。

横にいてさえくれれば可能性はありますよね。夫復帰も二世復帰も。

他人と比べた瞬間、生き地獄です。
感謝は、これ位の蕩減で済ませて下さっている事自体なのだと、なんと、僧侶の説法で先程気付き、長い文になってしまいました。

2016/02/04 (Thu) 23:14

なないろ

改めて私も今ある幸せに感謝しなければならないなと思いました。
人と比べると本当にしんどいです。
なんで私ばっかり苦労しなければ駄目なんだろうと思いますが、そんな時こそ感謝ですよね。
ブログ更新いつも楽しみにしています。

2016/02/06 (Sat) 17:50