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まるくまーる(旧・元教育部長の講義日記)

お前は私への恨みを解いてくれるだろうか

2016/01/15
原理講義 0
20160115 

アダム家庭の復帰摂理で神様が最初に苦慮されたのは、アダムを中心人物として立てられないことでした。

アダムを立てられない理由は2つありました。

何よりも、神様ご自身の気持ちが堕落の張本人であるアダムを相手にできなかったというのが第一の理由。
これは神様ご自身の内面における矛盾というか、もどかしいほどの葛藤です。
そしてもう一つが、サタンの要求を聞かなかければならなかったことです。

元天使長であるサタンは原理を熟知しており、原理的に物事を判断する性質をもっているために、原理に合うことであれば徹底的に要求し、原理に合わないことは絶対に受け入れません。

それで、神様がもしもアダムを用いようとされれば、
「堕落したアダムは、私にも半分要求する権利があるでしょう」
と必ず主張します。

ここで神様の苦悩が始まります。

アダムを用いることができなければ、どうするか。
その子どもたちを分けるしか、他に方法がないのではないか。

そうするとまたサタンは、長男カインを要求します。

「あなたが嫌う私とエバとの堕落に対応するのは長男でしょう?」

サタンは原理を用いて要求してくるので、神様はそれを呑まざるを得ません。

しかし、カインをサタンに渡してしまえば、それ以降神様はカインを自由に愛せなくなるということです。
愛する長男を怨讐の家に里子に出すようなものです。

里子に出さざるを得ないカインに対して、神様はすまないという思いを持たれ、限りなく心配されました。

「いずれお前を必ず連れ戻してやる。それまで心を強く持って待っていてくれ」

手元に残した次男アベルが神様に供え物を持ってくると、なんとカインも一生懸命に怨讐の家で育てた供え物を持ってくるではないか。
実の親に何かを捧げたいと思うその心根はあまりにも健気なのに、神様はそれを受け取ってやることができないのです。

「ここまで心を尽くしてくれるのに、お前を愛してやれないとは。こんなことでは、いつかお前が戻ってきたとしても、お前は私への恨みを解いてくれるだろうか?」

神様は胸が潰れるような思いになります。

いつかカインが帰ってきた時、
「神様、あなたはなぜ私をサタンに渡したんですか?」
と詰問してきたら、何と答えたらいいのでしょうか。

神様はアベルに頼むしかありませんでした。

「私はどうしてもカインを愛してやることができない。お前が私に代わってカインを愛してやってほしい」

アベルにとって、非常に難しい願いでした。
結局、最悪の結末を迎えました。

2人の息子を裂かざるを得なかった神様の苦痛。

その苦痛は、後にアブラハムに対して、
「お前の供え物も必ず2つに裂きなさい」
と命じた神様の厳しい言葉にも隠されているように思えます。


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