fc2ブログ
まるくまーる(旧・教育部長の講義日記)

一世と二世の心情がいかに近づくか

2015/10/03
愛で生きる 2
20151003 

思いがけず、ブログの読者の方からコーチングの冊子を送っていただきました。

タイトルは、
「食口(シック)のためのNLPコーチング」

(NLP成約コーチング)
という副題がついています。

そのタイトルから分かる通り、教会員によるコーチングの取り組みであり、そのアプローチは統一原理の基本概念に基づいているのが特徴です。
実践者の体験談、感想なども掲載されています。

私が今年の年頭に決めた目標が、
「今年の前半にコーチングを習得し、後半には実践する」
というものでした。

その目標はほとんど達成されていないのですが、天の励ましかとも思い、印象深かった点を記してみます。


★★★


コーチの感想の中に、次のようなものがあります。

NLP成約コーチングセミナーで感じた心情世界と二世の心情世界は、よく似ている

これはどういうことでしょうか。

私もこれまで「
後天時代の親学②」の中で触れたことですが、一世と二世には対照的な特徴があります。

大雑把に言って、
「一世は、原理的に意義深いことが価値あることであり、たとえ楽しくなくても、原理的に意義深ければ価値があると考える」
という傾向性があります。

これは、一世の殆どが「原理」を学び、それを「真理」として受け入れることによって、理想と本性の復帰を求めて信仰の道を出発したことによります。
しかもその時代は、先天の蕩減時代。
穴埋めをしながら、マイナスからゼロに戻ろうとする時代でした。

それに対して、
「二世は、楽しいこと、嬉しいこと、心が幸せになることが価値あることと考える」
という傾向が強くなるのです。

時代は未だ過渡期とはいえ、一世に比べて本性がより強く発現するのが二世でしょう。
先天の蕩減時代に絡まれながら、本来の心に従って生きたいという葛藤を避けることができないのが二世の実態かも知れません。

先天時代を生きてきた一世が成約コーチングを実践してみると、その心情が二世のそれに近づいていく。
これは良いことだと、私は思います。

一世が二世のようになることと、二世が一世のようになることのどちらが好ましいかと言えば、前者のほうであるのは論をまたないでしょう。

この問題は、「後天時代の親学」の核心に直結します。

祝福家庭の親子はどのようにしたらより深く理解し合えるか。

親と子、お互いの心情が似ていくこと、近づいていくことが必要ですが、親が子どもに、
「お前が親に似ろ」
と言えば、希望がありません。

ここはどうしても、親が子どもに似るべきでしょう。

そうするにおいて、コーチングはとても効果的である。
これは、私にとって、思いがけない、新鮮な発見のように感じられたのです。


よろしければ1クリック!!
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 家庭連合(統一教会)へ
にほんブログ村

【おすすめ記事】
関連記事
スポンサーサイト



Comments 2

There are no comments yet.

花火と案

大変興味深く拝見しております。
今回のコメントは自殺行為でしょう。
なぜなら、子供は親の圏内で育ちます。
親が子供に似たら子供は希望がないのです
ならば親は子供の希望でなくてはなりません。
例え、実力が無くても必至な姿勢と寛容な心で本性を応援する度量が、今私達に求められています。
見言葉? ならば、あんたやっているの?
と問われて傷つくのが関の山です。
常に神様を愛し、人を愛し、物を愛しの実践と思います。
子供の本性が目覚めると、笑顔と集中力が凄いですね❗
御言葉が、実感する時間になりそうです。
これからも励んでください。

2015/10/03 (Sat) 17:23

教育部長

花火と案さんへ

いつもコメントありがとうございます。
確かに子どもは親の圏内で育つのも事実でしょうが、同時に、親の限界圏を超えて発展する面もあるでしょうね。そういう面もないと希望がないと思います。
むしろ、親が自分の限界圏に子どもを押し込めないように気をつける必要があると思っています。本性の発現においては子どものほうが先を行っているなら、親はその子どもに似ていくのがいいのではないかと考えました。

2015/10/03 (Sat) 20:18