霊界を信じられない婦人にびっくり事件
隣の教会に通いながら、週に1回位のペースで原理講義をしている婦人があります。
17年前にご主人を亡くし、寂しく悲しく、鬱のようにもなり、自分も死んでしまいたいと思ったこともあったそうです。
とてもご主人を愛しておられたのです。
そして1年ほど前、近所の知り合いから誘われ、教会の勉強を始めました。
勉強が進んでも、なかなか霊界は信じられない。
実感がないから、あるのかないのか分からないのです。
しかし、私の境遇を知ってから、私に親近感を持たれたようで、
「私が年上だから、あなたのお姉さんね」
と言って下さり、我々は姉弟の契りを結びました。
この婦人には、ご主人の他に、気がかりなことがあります。
昔からの紆余曲折のいきさつから、二男さんと溝ができ、お嫁さんも寄りつかなくなり、可愛い孫とも会えなくなって久しいのです。
孫が学校に入学した時にはお祝いを準備していたのに、結局、二男さん家族は訪ねて来られませんでした。
講義の後、お茶を飲みながら、私が自分の証を一つしました。
私も霊感が鈍いので霊界の妻のことがよく分からなかったが、facebookで同じ境遇の男性と出会って以来、ある時、その男性のところに私の妻が訪ねてきたようだった。
そして、私への気持ちを伝えてほしいとあまりにも強い波動が来るので、その男性もただ事ではないと感じて、私にそのことを伝えてくださったことがある。
私がその男性と出会ったのは偶然のようにも見えるが、もしかしたら霊界の妻同士が先に出会って、向こうの奥さんがその旦那さんに仲介役を頼んでくださったのではないか。
どうもそんな気がする。
そういう話をしたのです。
それを聞いた婦人は、
「ふうん、そんなことがありましたか」
と言いながら、半信半疑の様子でした。
ところが、その翌週に講義をした後、婦人がにわかに立って、
「先生、実は、先週お話を聞いたその翌日に、びっくりするようなことがあったんです」
と言われるのです。
その出来事とは、概略こんなことでした。
あの講義の翌日、近くのイオンに買い物に出かけました。
すると、少し離れた向こうのエスカレータに乗って登っていく1人の若い女性が、自分に手を降っているように見える。
小学生くらいの男の子を連れている。
よく見ると、次男の嫁ではないか!
それでもう、びっくりした。
なぜといって、人混みの中で、私に手を振るような嫁では絶対にない。
できるだけ姑と関係がないふうをして、距離を置こうとしてきたのが嫁なのに。
よりによって、あんな店の真ん中で私に手を振るなんて、ありえない。
「それで、先生。私はその時すぐに、先生の証を思い出したんですよ」
「それはつまり、霊界で私の妻とお姉さん(この婦人ですね)のご主人が出会ったのではないか、ということですね? それで、霊界の2人が力を合わせて、私と嫁と孫を出会わせてくれ、しかもあろうことか、手まで振ってみせた。それは大いにあり得ることかも知れませんね」
「だって、昨日の今日でしょ? あんなに会いたかった孫の顔も見ることができたんですよ。私、もう嬉しくて、眼から涙をぽたぽた流しながら、お店の中を歩いていたんです」
ただ、残念なことには、その時、あまりにびっくりして、こちらから手を振り返すこともできず、返事をすることもできなかった。
「あの孫には、もう5年以上も会ってないんです。あの子は私のことをおばあちゃんだと分かったのかしら? それが気がかりでしようがないんです」
「霊界が動くのは素早いですね。昨日の今日で起こった出来事だから、お姉さんも、『あれはやっぱり、あの世の夫が気を利かせてくれたのかしら』と思うわけでしょう?」
「先生、私は次男家族と仲直りがしたいんです。何か次に、もう少し近づけるような出来事も起こるでしょうか?」
「それは分かりません。でも、お姉さんが霊界をもっとよく理解し、信じるようになれば、ご主人ももっと動きやすくなるんじゃないでしょうか」
この婦人はご主人を深く愛しておられるので、きっと何か進展があるような気がします。
楽しみです。
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