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まるくまーる(旧・教育部長の講義日記)

教会に行くときは歩いて行きなさい

2015/05/30
信仰で生きる 0
20150530

区域で書写集会をするからということで、講師として呼ばれて行きました。

「真の愛は、与えてももっと与えたい愛です」
という聖言にまつわる話を短くした後、参加者全員で書写をし、1時間あまりの茶話会を楽しみました。

場所を貸してくださったのは、かなり山の中の一軒家。
その家のおばあさんも参加されました。

お茶を飲みながら、おばあさんの手首を見ると、両方にサロンパスを貼っておられます。

「あ母さん、その手、どうしたんですか?」
と尋ねると、横のお嫁さんが、
「働き過ぎなんですよ」
と代わりに答えます。

80歳になっても、じっと休んでいることが出来ない質です。
家の周りには田んぼもある。
庭の草は1年中伸びてくる。

そんなことで、ついつい腕も痛めてしまうようなのです。

「お母さん、あまり無理をしないでくださいよ」
と私が言うと、話は教会に関わってきました。

家は山の中。
週に2回、お嫁さんが教会に行く時に車に乗せてもらって、おばあさんも教会に行って、食当をするのです。

それが終わると、礼拝堂で訓読をして帰途につく。

ところが、お嫁さんはすぐに帰れないので、帰り道は一人です。
教会から幹線道路をバスで帰ります。
途中で一旦バスを降り、今度は山道を走るバスに乗り換えます。

そのバスも家の近くまでは通らないので、最後はバスを降り、歩いて家にたどり着くのです。

これを毎週2回、変わらずに繰り返しているそうです。

「我家で一番すごい信仰者なんです。サタンに負けてはいかん、とか言って頑張るんです」
とお嫁さん。

その証を聞きながら、文先生のみ言葉を思い出しました。


教会に訪ねて来る時は、どんなに遠くても歩いてくるのです。
それがこの上ない精誠です。


韓国の草創期には、こんな状況もあったでしょう。
今どきの日本では、どんな田舎でも車ですいすいです。

歩くだけが精誠でもないでしょうが、教会への遠い道のりも物ともせず、毎週変わらない心で通われるおばあさんの穏やかな顔を拝見すると、
「教会の信仰期間は短くても、信仰が実っているなあ」
と思います。


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