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まるくまーる(旧・教育部長の講義日記)

真の父母はなぜ人の話を疑って聞けないのか

2015/02/14
神は摂理する 1
20150214 

私も涙ながらに、
「お父様はどうして間違った情報や、それを報告する人を信じるのですか?」
と真剣にお聞きしました。

お父様はこう言われました。
先生は疑って人の話を聞くことができない。疑うということは堕落圏でのできごとだ・・・。騙された人、騙した人。神様からみたらどちらが正しいか! 正しい立場の人を騙したらかならず審判をうける。蕩減しなければならない・・・」

私が、
「お父様に間違った報告がなされ、お父様から叱られると嫌な思いをしますが」
と正直に尋ねますと、お父様は、
「その環境を受け止めておけ。いろいろな問題を解決する蕩減条件と思って・・・。時が解決するから・・・」
と言われたのです。

★★★

現在、神山元会長による公開質問状とそれに対する教会本部からの返答といった形で、やりとりが続いています。
冒頭に掲げたものは、神山氏の質問状の中の一節です。
(対話の中の「私」とは神山氏です)

お父様(文鮮明先生)あるいは真の父母様(文鮮明・韓鶴子総裁)の立場と心情を知る上でとても貴重なお言葉だという気がするので、私なりに考えてみたいと思います。
(一応、文先生の言葉そのままだという前提で考えます)

昨日の記事「
私は最後通牒を渡すために来たのではない」で、文仁進様の体験談を紹介しました。

その中心的なメッセージは、
メシヤの使命を持って来られた文先生の立場は、神様を代身する立場であり、善なる人も悪なる人もすべて包含して愛される。私を憎む人までも愛する。それが真実(true)という意味だ
というものだと、私は理解しました。

それと合わせて、神山氏に語られた文先生の言葉、
先生は疑って人の話を聞くことができない。疑うということは堕落圏でのできごとだ
をよく考えてみると、文先生が立っておられる特別な立場というものがあるように思われるのです。

文先生は、外見こそ我々と同じ人間の姿ですが、真の父母という原理的な立場からすれば、神様の代身(実体)であるために、非原理的なものに関わることが出来ない。

誰かが文先生に報告をする。
それが100%真実なのかどうか分かりませんが、文先生はそれを疑って聞くことは出来ない。
なぜなら、「疑う」ということは堕落世界の習慣であって、神様の属性ではないからです。

つまり、報告をすべて「真実」として聞かなければならないのです。

それを傍から聞いていれば、
「それは嘘が混じっているのではないか」
と感じられるときには、嫌な気がするでしょう。

だから、それを文先生に直言したくなる。
堕落世界の感性と習慣で感じ、動いてしまうのです。

しかし文先生は、
蕩減条件と受け止めよ
と神山氏に諭されたのです。

真の父母は、人類の罪を審判するために来たのではない。
最善のもの(真の愛)を与えて、悪の根から引き抜いて救うために来るのである。

そのためには、愚かだとは分かっていたとしても、真の父母を信じて従ってくる者を疑うことができないのです。

仁進様の体験では、公金を横領したリーダーが許されることを願って、自ら帰って来ました。
横領したまま逃げ去ってしまえば、それを追いかけてまで包容することは出来ないかも知れません。
そのままでは、非原理的な立場だからです。

しかし、その人が悔い改めて戻ってきたということを条件として、文先生は原理的な立場から、その人に真の父母として対することが出来たのではないかと思います。

そのように考えると、お母様(韓鶴子総裁)も同じでしょう。
真の父母として、非原理的なものに関わることは出来ません。
騙されるようだとしても、疑うことは出来ないのです。

もしそれを、
「あなたは嘘をついている。騙そうとしている。それを許すことは出来ない」
と言ってしまえば、真の父母としての資格を失ってしまうことになります。

だから、真の父母である限り、自ら「疑い」を発言されることはないはずです。
すべてを「蕩減」として飲み込んでおられるのだろうと想像できます。

互いに相手の言葉を論(あげつら)い、争い合うのは、子女には許されるかもしれません。
しかし父母は、子女に騙されると思っても、それを飲み込み、いつかその子女が心を入れ替え、悔い改めて戻ってくるまで(それがいつとは言えなくても)待ち続けるのです。

これは私が考える、極めて原理的な骨子の話です。


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Comments 1

There are no comments yet.

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No title

原理の「堕落行為を干渉し給わなかった理由」に通じる話ですよね。
ありがとうございます。

2017/08/05 (Sat) 16:40