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精々悪田を選ぶ

kitasendo
北方文化博物館

「田地買ふなら精々悪田を選び、悪田を美田にして小作に返すべし」


これは、新潟の豪商・伊藤家に伝わる家訓だそうです。
伊藤家は今、敷地面積8,800坪の広大な北方文化博物館となって、一般の来場者に開かれています。

伊藤家が豪商として250年の歴史を続けてくるには、それなりの理由がありました。
こういう逸話があります。

今、敷地の庭には、高さ5メートル、幅10メートルほどの築山がある。
それを築いたのは、その地域がちょうど3年続きの飢饉で苦しみ、自殺者が相次いでいる時であった。
当時の伊藤家の当主が、こういう時に築山を築く構想を立てたのは、農民たちのためだった。

当主は築山を作る時、農民たちを雇って、
「一切機械を使わず、すべて手で運ぶように」
と指示したという。

これは、できるだけ築山を作る仕事の期間を長くすることで、農民たちに少しでも長い仕事を提供するためであった。
伊藤家から給金をもらった農民たちは、飢饉による飢えから救われた。

農民たちは、こう考えたに違いありません。

これからも伊藤家が変わらず栄えてくれれば、我々に恵みが来る

農民たちが何かにつけてささやかな恩返しをすれば、伊藤家はますます豊かになり、伊藤家が豊かになれば、農民たちはますます心強い。

伊藤家のやり方を見ると、お金を貯める最良の方法は、いかに収入を増やすかではなく、持っているお金を、いかに喜ばれるように使うかにあるようです。
苦労し、無理をして、時には不正をしてでも貯めたお金は、結局、長く自分の手元に留まらないものです。

お金に限りませんが、私たちが本当に何かをほしいと思えば、それは取りに行って掴むよりも、向こうから来るように引き寄せるのがいいというのが、最近流行る
「引き寄せの法則」
の言うところです。

花と蜜蜂に喩えれば、花は動かずして蜜蜂を引き寄せます。
芳しい香りと甘い蜜が、その花の財産です。

受粉して繁殖するという目的を達するために、花はひたすら美しく咲き、美味なる蜜を製造し続けて、蜜蜂を喜ばせてやれる実体にならねばなりません。
そして、蜜蜂が必要とする花の財産を惜しげなく与える生き方をする限り、その花の繁栄は保証されるのです。

自然は太古の昔から、難しいことを考えずとも、引き寄せの法則そのままで生きてきたということのようです。

しかし、冒頭に掲げた家訓にある
精々悪田を選び
とまでなると、これは自然を越えた、神の子である人間ならではの、より高貴な哲学のように思えます。

これが本当にできるとすれば、人間というのも決して捨てたものではありませんね。


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