君は自分を信じる力がなかった
君と初めて会った時、君は自分を信じる力がなかった。1年で全く違う人間になれないと思うか? もし思えないのなら、君には僕が必要ない。
テニスの試合の相手を尊敬するなんて、プロにはあり得ない。尊敬すると思っている限り、その相手には絶対に勝てない。
先日テレビを観ていたら、テニスの錦織圭のドキュメンタリーを放映していました。
冒頭の言葉は、錦織圭選手のコーチとして、彼の能力を一気に飛躍させたマイケル・チャンの言葉です。
錦織はついこの前の全豪オープンでも実力を発揮してベスト8に入り、世界ランキングもベスト5を維持しました。
元々周囲を驚かせるほどの能力を持ってはいました。
しかし、錦織の最も弱い部分をチャンコーチは見抜いたのです。
その部分とは、
「自分を信じる力がないこと」。
ここを変えることさえできれば、わずか1年で全く見違えるほどの選手に変貌することができる。
チャンコーチは、そう確信しました。
そして、実際その通りになったのです。
チャンコーチは、
「試合の相手を尊敬しているなんて言っているようではダメだ。精神的に相手を凌駕しなければ、その相手には勝てない」
と指導しました。
「相手を尊敬する」
というのは、自分を信じる力の不足の裏返しだと考えたのかも知れません。
この「尊敬」というのは、人格的な次元のものではないでしょう。
試合の相手をどう見るか、ということです。
「自分を信じる力」
この言葉は単にスポーツの世界に限らず、我々の人生全般に深い含蓄を持つものに思えます。
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