要検討「小グループ書写会」の進め方
昨日、ある一つの小グループ書写会に呼ばれて、初めて参加しました。
参加者は私を含めて5人。
その内の1人は、会員が誘ったゲストです。
ゲストの婦人は先週の書写会に初めて参加して、勅使河原講師の原理講義を映像で見てもらったのですが、
「難しい」
という感想を持たれたようです。
それで今回は、私が入って、もう少し分かりやすく原理を紹介してもらえないだろうかという願いがあったのです。
実際には2時間近い集会を持ったのですが、ホワイトボードに書きながら原理を紹介するような、きちんとした形はとりませんでした。
テーブルを挟んで顔を見合わせながら、質問をベースにして、参加者それぞれの体験や思いなどを話してもらう。
そういう流れを意識して、会を進めました。
しかし、終えてみると、いろいろな課題(悔い)が残る会となった気がします。
今後のためにも、その課題を、私なりにいくつか整理しておきたいと思います。
① よく事前の準備をする
書写会をどのように進めるのか、特にゲストである婦人をどのように歓待するのか。
その具体的な打ち合わせが十分ではなかった気がします。
実際には、最初に全員で書写をして、それからお茶とお菓子をいただきながら会話をするという単純な流れであり、ある意味では「成り行き任せ」という感じでした。
この会の流れを、もう少しきちんと決めておいたら良かったと思います。
例えば、最初に書写。
次に、書写のみ言葉でもいいし、あるいは原理講論の一節でもいいと思いますが、それを全員で訓読する。
そして、そのみ言葉を中心として、参加者がそれぞれ順番に感想なり気づきなりを話す。
その後は茶話会のように、しばらくフリートーキングの時間を持つ。
そして最後に、会話の中で出たそれぞれの課題なり悩みについて、お互いが祈る時間を持つ。
この最後の祈祷は、ちょっと難しいかも知れません。
しかし、ある程度の流れ、特にみ言葉を中心とした流れを作ることによって、会全体がもっと引き締まり、充足感が高まるのではないかと思います。
② コーチングをベースにしたやり取りを意識する
本当は、ゲストを迎えるようになる前の、教会員同士の書写会の段階で、コーチングをベースにしたやり取りの意義を明確にして、ある程度実践をしておくのがいいと思います。
コーチングについては私自身まだまだ勉強不足ですが、取り敢えず心がけるべきことは2つだと考えています。
一つは、共感的な傾聴。
もう一つは、適切な質問です。
この2つともが、昨日の会ではうまくできませんでした。
問題は、私自身の経験不足と、もう一つ、参加者全員(ゲストを除く)がコーチングの姿勢で対話するという意識を準備できていなかったことです。
コーチング的集会では、参加者全員ができるだけ均等に話せるように配慮する必要があります。
特にリーダー役の人は、意識的に自分の話をしない。
そして、参加者全員の問題意識を引き出すような質問をする。
そのようにして、全員が、
「今日は自分の気持をよく話せて良かった。他の人の話も参考になった」
というような気持ちで会を終えられることを目指す必要があります。
実際には、私が全体の4割くらい話してしまいました。
これは明らかな失敗です。
③ み言葉をどのように伝えるか
こちらの願いは「み言葉を伝える」というところにあるのですが、それはこちらの事情です。
ゲストにそれを「聞こう」という準備が整わなければ、砂地に水となってしまいます。
その点でも、昨日の会の進め方は中途半端だったような気がします。
きちんとした講義形式でみ言葉を伝えませんでした。
その代わりに、会話の中で噛み砕いて伝えようと試みたのですが、十分効果的だったとは思えません。
会話で伝えるというのは、ある意味で、講義で伝えるよりも難しい。
講義なら、主体(講師)と対象(ゲスト)の関係がはっきりできます。
しかし会話では、より自然な形で、相手の心に染み入るように伝えなければなりません。
これは本当に多くの準備が必要です。
どの時点で講義するか。
講義と和動をいかに効果的に組み合わせるか。
これをもっとよく考える必要があると痛感しました。
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