今、注目する原理講座
今注目している原理講義があります。
勅使河原秀行講師の「統一原理講座」シリーズです。
1つずつ丁寧に作られていて、今年の6月に第1講が作られて以来、今やっと第6講で創造原理が終わったところです。
どの講も15分程度。
背後の大きなスクリーンに見た目の良い図や写真、アニメーションなどを映しながら講義を進めます。
そのようなビジュアルもいいのですが、私が何よりも注目するのは、その講義内容です。
例えば、第1講の総序の出だしは、このようです。
さて、私たちは自分の人生を振り返って見た時、人間は誰でも不幸を退け、幸福を追い求め、それを得ようと必死の努力をしているということが分かります。個人の些細な出来事から、歴史を左右する大きな出来事まで、結局のところ、すべては幸福になろうとする生の表現に他ならないということに気づくのであります。
聞いてすぐ分かる通り、これは原理講論の書き出しそのままです。
講師の言葉すべてが原理講論そのままというわけではありません。
しかし、肝心なところは結構、このように原理講論の表現をそのまま使っているのです。
もちろん、解説の部分もあります。
しかしその解説は、決してくどくない。
簡潔で、当を得ています。
考えてみれば、この講義手法はこれまで原理教室で目指した手法そのものです。
つまり、原理講論をそのまま訓読し、訓読した部分を解説する。
可能な限り、最大限に、原理講論の言葉の持つ霊的な力を活かそうという狙いです。
しかし、実際に自分でやってみると分かるのですが、講論の言葉そのままで受講者にみ言葉の力を伝えるというのは、なかなか難しいものです。
私自身がそうでしたが、骨子だけは原理講論に基づきながらも、講義そのものは結構自分の言葉でしていた者は、意外と原理の言葉の一つ一つを軽視していたということに気づきます。
その点、勅使河原講師は講論の言葉をそのまま繰り返しながらも、その言葉に力が感じられます。
特に抑揚をつけるのでもなく、淡々とした語り口なので、耳にすんなり入ってきて、一見難しそうな言葉も意外なほど抵抗感がありません。
創造原理は5講ですから、合わせて約1時間15分。
初期段階の受講者にも、決して長過ぎる講義ではありません。
まだ、創造原理が終わったばかりです。
この講座を実際にゲストに見せるという機会も、まだありません。
しかし、このシリースがひと通り揃えば、最近作られたいろいろな講師による原理講座の中でも、一等水準の講座になるだろうと思います。
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