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まるくまーる(旧・教育部長の講義日記)

子どもを手放し、自分自身を立て直しなさい

2014/10/10
生活日記 0
20141009 



この数ヶ月間、一緒に書写会を続けてきた男性が、今日の会の終わりにしみじみと証をしてくれました。

「この書写会は、私にとって本当にいろいろな気づきを与えてくれる場でした。口下手で普段はなかなか思ったことをうまく言えないのですが、ここでは自由に話させてもらえたので、自分で話しながら気づくことが多かったんです」

この間、奥様が急な病気で入院をされ、精神的にも生活の上でも大変な期間でしたが、
「それも神様の愛であったと思います」
と正直な話をされました。

「皿洗いはづっと続けておられますか?」
と尋ねると、
「それは、もちろん」
との答え。

特に奥さんが入院されて以来、洗濯もするし、掃除もしなければなりませんでした。

「こういうことは妻がやるべきものだと思ってきましたが、自分でやってみて、自分は今まで口先だけだったなあと思いました。自分が変わることが第一だとよく分かりました」

こういう話を聞きながら、ささやかな書写会でも続けてきてよかったなと思いました。
と同時に、最近『祝福家庭』で読んだ一つの証を思い出したのです。

その方は、成和部の二世たちを長年指導してきた婦人です。
人の子は結構厳しく指導しているのですが、自分の娘が高校生になった時、急に態度がよそよそしくなったのです。

それまでのように気軽に話をしなくなり、それが40日間も続きました。
学校と教会で嫌なことが重なったようです。

さすがの婦人も子どもの心が読めず、親としてどうすべきか、相当深刻に悩みました。
家に帰って娘の顔を見るのが苦痛なほどになったそうです。

その時、祈っていると一つの気づきが与えられました。

子どもを手放し、自分自身を立て直しなさい

子どもとの関係を何とかする前に、まず自分自身がどういう心情で毎日を過ごすか。
それが大事ではないか、という気づきです。

それから婦人は、
「周りのために心から尽くそう」
と心がけました。

心を込めて食事を作り、心を込めて掃除をしたのです。

何気なく過ぎていく現実の一コマ一コマを愛の目で見つめ、愛の言葉をかけ、愛の耳で人の話を聞く。
とても注意深い生活を心がけるようにしました。

そうこうしているうちに、娘さんの態度が徐々に変わってきました。
とげとげしい態度が和らぎ、以前のように笑顔が増えてきたのです。

この証を読みながら、
「こういうことはよくあるなあ」
と私も思います。

娘の心は、鈍感な父親の私には読めない時が多いのです。

機嫌が悪そうで、私が「おはよう」と言っても、挨拶を返さない朝も多い。
学校から帰る車の中で、「今日は静かだな」と思っていると、なぜかしくしくと泣いていることもある。

こういう時は、子どもを手放すしかありません。
そして、自分自身を立て直すのです。

「私は娘から見ても恥ずかしくない生活をしているだろうか?」
そんなふうに考えます。

家庭に願われるのは「心情生活」。
その心情生活の中で、子どもの良心も父母の良心も一緒に育つのです。

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