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アベルの浄化精誠

kitasendo
20141008 

毎週1回のペースで続けている原理講座は、すでに3回り目に入って、本日、アダム家庭まできました。

最近の受講者は、多くても5、6人。
少ない時は2人というような時もあります。

私自身は、
「これが私の一対一講義だな」
という思いで、双方向的な講義をしています。

さて、今日のアダム家庭。
次男アベルが家庭を代表して信仰基台を立てた後、お兄さんのカインとの間で実体基台を立てる段階に入ります。

弟の供え物だけが神様に受け取られ、長男カインのものは無視されたので、カインとしては到底承服できません。
弟が生意気に見え、憎さが日に日に強くなってきます。

「この時、カインはどうすればよかったのでしょうか?」
と、私は問いかけました。

すると、一人の受講者から、
「浄化精誠をしたらよかったんじゃないですか?」
という答えが返ってきたのです。

なるほど、それは良い方法だったかも知れません。
その当時、浄化精誠というアイデアがなかったのは、残念なことでした。

もしカインが浄化精誠という手法を知っていたら、どうしたでしょうか。
いや、カインの前にアベルがこれを実践すべきだったようにも思えます。

「お兄さんの中におられる神様。お兄さんの神性は何でしょうか。それを分かってあげられず、ごめんなさい。供え物が受け取ってもらえないで葛藤しているお兄さんの気持ちを十分に分かってあげられず、助けてあげられないことを許してください。私の中におられる神様。私の供え物を受け入れてくださってありがとうございます。愛しています」

そのようにアベルが浄化精誠を実践したら、どうなったでしょうか。
彼には一つのインスピレーションが与えられたかも知れません。

「お兄さんが本当に可哀想だ。私に何ができるだろう? せめてお兄さんのところに行って、『お兄さん、僕と一緒に神様のところへ、もう一度行きましょう。私からもお兄さんの供え物を受け取ってくださるように、神様にお願いしてみます』と提案してみたらどうだろう?」

アベルがもしこのアイデアを実行したら、カインはどう反応したでしょうか。

アダム家庭の子孫であるヤコブは、21年間伯父さんの家で苦労し、故郷に帰る前にヤボクの渡しで天使と組打ちをしました。
一晩中格闘して天使を打ち負かしたという勝利の基準を持って故郷に帰り着き、兄のエサウに会ってみると、エサウは長年の恨みを忘れてヤコブを歓迎したのです。

アベルが浄化精誠を尽くすというのは、ちょうどヤコブが天使と組打ちをしたようなものかも知れません。
アベルの浄化精誠は、カインの心をも浄化するのです。

それで、アベルが「もう一度、神様に頼もう」と提案すれば、カインはわだかまりを持ちながらも、
「ありがたい弟だな」
と思った可能性があります。

そして、
「お前がそう言ってくれるなら、一度そうしてみようか」
と、応じたかも知れません。

アベルの供え物が神様のもとに届いた時、彼は信仰基台を復帰して、アダムの家庭で本当の中心人物になりました。
中心人物になったならば、家族全体に責任を持ち、家族の問題は自分の問題だと考えなければならないでしょう。

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