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半沢は幸せな男だな

kitasendo
20140818 

昨日、半沢直樹の妻「花」について書いたところ、ある方から感想をいただきました。

半沢直樹は、あんな滅茶苦茶なすごい戦いの日々ですが、家にはきちんと帰ってきて、昼間の戦いが嘘のような妻との授受をします。
あ、これなんだよなって思ってみてました。

普通、あんな半沢のような状態になると、まず、帰宅するパワーもなくなり、帰宅しても怒りや苛立ちを家族にぶつけまくるだろうって思いますからね。

本当にそうですね。

確かに、毎晩家に帰るのです。
しかし帰る時には、昼間の戦いがどれほど凄まじかったとしても、結構普通の顔をして玄関を入るのです。

文先生も、夫へのアドバイスの中で、
「昼間の仕事での苦痛やイライラをそのまま家に持ち帰ってはいけない」
と言っておられます。

「どうしてもイライラが収まりそうになければ、途中の電信柱に頭をぶつけてでも気持ちを切り替え、表情に笑みを浮かべて玄関のドアを開けなさい」
とまで言われるのです。

それくらい、夫にとっては帰宅の仕方が重要です。

半沢はそのアドバイスを実践しています。

「あの上司に、こんなことを言われた」
などと感情的にぶちまける姿を一度も見たことがありません。

しかしそれでいて、会社の様子はある程度、妻に話しているのでしょう。
「花」は会社での人間関係を大体承知していて、自分が出来る範囲で夫を助けようと奔走するのです。

専業主婦である「花」が待っている家の空間は、夫半沢にとって、この上ない癒しの空間のように思えます。

いつも部屋の中には新鮮な花がきれいに活けられており、夜遅い帰宅でも、妻は寝間着ではなく昼間の服で迎えるのです。
しかもまだ、口紅も落としていません。

「花」はいつでも、夫を中心に回ろうとしています。
対象が主体の周りを円形運動してこそ、授受作用が円滑に行われるという原理そのままです。

ドラマの中には、同僚や上司の家庭も描かれており、それぞれの家庭にそれぞれ違った形と味があります。

半沢の家庭と対照的に描かれているのが、宿敵上司「大和田」の家庭です。

大和田はその知略、辣腕でスピード出世を果たし、次には頭取の座を狙える常務取締役のポストを得ています。

ドラマの中で一度だけ、彼の家庭風景が出てきます。

彼は夜遅く、広い居間のソファにもたれて、一人、古い映画を観ています。

するとそこへ妻がやって来て、
「あらあなた、帰っていらっしゃったの?」
と言うのです。

大和田がさして関心もなさそうに生返事をすると、妻は彼の前に立って、
「ねえあなた、とっても申し訳ないんだけど、また100万ほど用立ててもらえないかしら。今度、◯◯へ商品の買い出しに行きたいのよ」
とねだります。

大和田が「いい」とも「悪い」とも返事をする前に、
「じゃ、お願いね」
と言い残して、妻はそのまま別の部屋へ戻っていくのです。

夫が帰ってきたことも知らない妻。
お金の無心だけをして、後は何の関心も持たず、何の会話もないまま背を向ける妻。

わずか数十秒の短いカットの中に、出世頭の男の家庭の寒々しさを巧みに描いているなと思います。

そしてそれを見ると、
半沢は幸せな男だな
と思います。

女性を中心とした家庭のあり方について語られた文先生のみ言葉は多いのですが、その中の一つに、このようにあります。

立派な母の心情で抱擁してあげて、その基台の上で、奥さんと夫婦生活をすれば、それ以上の幸福はないのです。....
元気が出て、「やっぱり家庭は天国の続きだ!」と思うのです。
(1993年12月21日)

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Admin:kitasendo