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余命3年の生き方

kitasendo
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皆さんが80年生きたとしましょう。その中で夜に寝る時間を除くと40年に減ります。

また、ここでごはんを食べる時間、友人の祝宴の日、町内の人の還暦日、誰かが死んだ日、葬式を執り行う日、病んで横になっている日、あらゆる日を除くと、生涯において生きている日が半分にもなりますか。
この前、計算してみると、生きているということが7年と出てきます。その7年の中で「本当に生きた」と言える日が何日出てくるかです。何日にもなりません。
(文鮮明先生『天聖経』p.858-9)

今や日本人は平均寿命が男女ともに80歳を越える長寿を誇っています。
しかし私が80歳まで生きると保障をもらったわけではありません。
人生というものを本当に考えてみれば、80歳まで生きると考えるよりは、むしろできるだけ短く自分の人生を見積もった方が、人生の質が充実する可能性が高いとも、文先生は言っておられます。

あるメールマガジンでこういう話を読んだことがあります。

Nさんは大学院を卒業して、幸運にも第一志望の会社に就職したのも束の間、わずか5ヵ月後に「中咽頭ガン」が見つかり、舌の右半分を切除しました。
医師から余命ははっきりと告げられなかったものの、彼女は自ら情報を集め、余命5年と判断しました。
そしてその5年間に何ができるかと考えたのでしょう。

まず給料を上げて資金を増やすために、資格を取る勉強を始めました。
次に今まで躊躇していた習い事を始めました。
さらに気になるコンサート、美術展に片っ端から出かけました。
服もたくさん買い込み、友達と海外旅行や温泉旅行に出かけました。

それから多くの知り合いに、いろいろなものをプレゼントし始めました。
それとともに、手紙も書いて送り始め、それを死の直前まで続けたのです。

その数は、死後に親が知って驚くほどだったといいます。
最後にはペンを持つ力もなくなったので、母親に代筆を頼んだそうです。
亡くなる1週間前の手紙にも、決して具合が悪いとは書きませんでした。

最後の手紙は、亡くなった月である6月生まれの人と、結婚する友達に送ったカードでした。
余命は予想より短く、わずか3年で尽きてしまいました。

アイバンクにも登録していたので、Nさんの死後、2人の方に光が戻りました。

彼女の最後の言葉は、
私は普通の人の2倍遊んで、2倍勉強して、2倍仕事をしたから、2倍生きたのと同じ。手抜きをしないで生きたんだから、お母さん、泣いちゃだめよ

告別式には500人を越える弔問客があり、多くの人が号泣したといいます。

就職してすぐに入ったガン保険がおりて、大金を持っていたはずなのに、亡くなってから通帳を見ると、見事に使い切っていたそうです。
それを見て、両親は喜びました。
母親は、
N子は私の最高傑作だった
と書いています。

Nさんがどんな死生観を持っていたのかは分かりません。
私自身、9年前に妻がガンで他界した経験から考えても、うら若い女性がどうしてこれほど見事な最後の生き様ができたのかと、感嘆せざるを得ません。

私の場合は、妻の余命がどれほどかと見切ることが、最後まで怖くてできませんでした。

Nさんの偉さは、自分の余命が長くないと分かった時から知り合いにプレゼントと手紙を送り続けたというところにあります。
自分自身が結婚もできずに逝くのに、結婚する友達にお祝いのカードを送るというのは、傍で考えるほど簡単なことではないでしょう。
よほど豊かな心がなければできないことだと思います。

私も妻が他界する40日ほど前に、知り合いに手紙を書くことを提案したことがあります。
Nさんと同じように、自分の具合が悪いとは決して書かず、ただ相手を祝福してあげる手紙を書いてはどうかと勧めたのです。
しかしその時、妻にはそれだけの気力がすでになかったようでした。

余命3年と見切った時に、私たちはどんな生き方ができるでしょうか。
自分よりも長く生きるであろう人の幸を祈り、奉仕すれば、私の人生の夕暮れはその人々の記憶に残り、その死を惜しんでくれるでしょう。
私の人生の最後が長く光り輝く残像を残すのは、そのような生き方ができた時ではないかと思うのです。


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ドラミちゃん

余命3年、今瞬間に思い浮かんだのは、もちろん、子孫によいものを残して、よい霊界に行かれるよう努めます。が、現実には、よいサプリメントを飲んで、少しでも体調をよくしておき、人の為になることができたら、と思います。

2010年03月05日 (Fri) 21:52
kitasendo
Admin:kitasendo