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まるくまーる(旧・教育部長の講義日記)

天一国法治時代の幕開け

2014/02/15
神は摂理する 1
憲法 

2月12日に挙行された「基元節1周年記念式」で、「真の父母経」が捧呈されると同時に、「天一国憲法」の頒布がなされました。

その憲法の条項には、
「天一国は最高議決機関として天一国最高委員会を置く」
とあり、真のお母様より12名の委員が発表されました。

その中には、真のご子女様家庭が2名、韓国協会の会長や長老、その他に日本人が1人、国際組織の機関長などが含まれています。

憲法第29条には、
「委員の任期は4年とし、重任できるが12年を超過して奉職できない」
とあり、例外的に、
「委員長の任期は7年とし、重任できる。天一国最高委員会の委員長は真の父母様家庭の中から真の父母様が任命し、天政院の世界会長職を兼ねる」
と規定されています。

ただし、最高委員会の構成委員は13名と規定されているところから、委員長席は現時点で空席となっているのだと理解できます。
この空席を誰が埋めるのかが、「ビジョン2020」の要になるとも思われます。

いずれにせよ、文先生が生前から予告されていた「法治時代」がいよいよ始まるのかと、深い感慨があります。

2000年前、イエス様の時代に、イスラエル国家には「サンヘドリン」という最高議決機関がありました。
71人の長老たちから構成され、議長、副議長が1人づつの他、69人が議員でした。
メンバーは祭司、律法学者、ファリサイ派などからなっていました。

聖書の伝えるところでは、イエス様の逮捕と十字架処刑は、このサンヘドリンの陰謀だと見做されます。

サンヘドリンのメンバーがイスカリオテのユダを買収しイエス様を捕縛したものの、イエス様になんら罪を見出せなかった。
そこで、偽りの証人を立てて、神への冒涜の咎で死刑を「満場一致」で宣告し、ローマ総督ポンティウス・ピラトゥスに引き渡したというのです。

実は当時、サンヘドリンには重要な一つの規定がありました。

全員一致の議決(もしくは判決)は無効とする
というものです。

もう少し細かく見れば、
「全員一致で議決した場合、どう処置するかには二つの道がある。一つは『全員一致』は偏見に基づくのだから免訴、もう一つは興奮によるのだから一昼夜おいてから再審すべし」
という付記があります。

ところが、サンヘドリンはこのいずれをも無視して、イエス様の処刑を断行したのです。

ユダヤの伝統には、
満場一致は信用しない
という考え方があるようです。

神ならぬ人間には絶対的無謬はありえない。
従って、全員一致して正しいとすることは、全員が一致して誤っていることになります。

逆に、たとえわずかでも異論をとなえる者があるなら、その異論との対比の上で、逆説的ですが、絶対的正義に近いこと(すなわち無謬に近いこと)が証明されるのです。

イエス様の十字架が、まさに、
「全員一致して正しいとすることは、全員が一致して誤っていた」
という忌まわしい過誤の歴史的な実例となってしまったのです。

サタンの所業と言わねばならないでしょう。

今回、天一国憲法の制定過程でも、
「満場一致で決する」
という一文があったのを、真のお母様の裁量で、
「満場一致を最善とするが、13名のうち、10名かそれ以上の多数決でも決議できる」
と修正されたという話も聞きました。

天一国の最高委員会が歴史的な過誤を蕩減し、神様を中心とする満場一致統治を究極的な目標としながら、人類を導く灯台となってほしいと願うものです。

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2014/02/17 (Mon) 23:02