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まるくまーる(旧・教育部長の講義日記)

「2020ビジョン」の要

2013/12/18
神は摂理する 0
20201

統一原理を学んでみると、神様の創造目的は先ず第一に地上天国を実現することであると理解できます。

しかし、それは一体どんな世界なのか。
また、いつ頃までに、どういう段階を経て創られていくのか。

そういうのを「ビジョン」と言うのでしょうが、それが意外とよく分かっていません。
「ビジョン」を「具体的な、大きな絵」と言ってもいいでしょうか。

ある程度具体的でないといけませんし、また同時に、目の前のことではなく、時間的にも空間的にもある程度包括的なものであるべきです。

「2020ビジョン」
というスローガンがあります。

これはどんな内容を持ったビジョンなのでしょうか。
2020年に何を達成し、何を実現するのでしょうか。

集会の度にこのスローガンを聞くのですが、その内容がどれほど共有されているのか。

今日参加した研修会の中で、このテーマが出ました。
「なるほど」
と思った内容を整理してみます。

このビジョンは、「今、統一運動が抱えている危機」と裏腹の関係にあるとも言えます。

その危機とは、
「今のままで、一世が作ってきたものを発展的に二世三世に引き継がせることができるか」
ということです。

そして、「2020ビジョン」とは、
「真の父母が天国創建の使命を次の世代に引き渡す、その宣言をする」
ということです。

2020年には、バトンを渡さねばならないということです。
渡すためには、それができる「環境を創造」しなければなりません。
それが最も愁眉の急なのです。

真のお母様はそのビジョンを明確に持っておられるがゆえに、それまでにご自身でなければできないことを全部やり終えておこうと急いでおられる。
そのように見ることができます。

天聖経の整理。
天一国憲法の制定と宣布。
二世の育成、特にリーダシップをとれる二世・・・・

お母様はしきりに「環境創造」という言葉を使われます。
環境とは、何のための、どのような環境なのか。

「2020年以後に立つ新しいリーダーを支える二世圏の基盤」
それが最も重要な「環境」です。

しかし、今のままでは、その環境を造成するのは難しい。
どうしたらいいのか。

ビジョンという「具体的で、大きな絵」に基づいて、私たちの位置、私たちの行動の意義を把握する必要があります。

私たちの活動は、宗教活動ではない。
私たちの活動は、天国実現運動である。

宗教活動は、ある一つの理念、教義というものを中心としてなされます。
一つの理念、あるいは創始者の「夢」、そういうものを引き継いで行きます。

統一教会には、創始者文鮮明先生の描かれた「夢」があります。

「その夢を、私の夢として引き継いで行こう」
という言い方がよくされます。

それは「志」を引き継ごうということです。
間違った話ではありません。

しかし、私たちの目指す天国実現運動は、単に「志」を引き継いでなされていくのではなく、
「真の父母」
という不変の価値を中心として、未来永劫に継続していくものです。

千年後も一万年後も、人類の価値の中心は「真の父母」である。
そのためには、「直系」ということが絶対に必要となります。

一世たちが死んでいなくなった後、二世三世たちはどのように生きるのか。
彼らは、もちろん、真の父母の「夢」、一世たちの「夢」を引き継がなければなりません。
しかしそれ以上に、「真の父母の価値」によって生きる者になる必要があります。

これをあと6年で、どこまでできるか。
それが「2020ビジョン」の要だと言えます。

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