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まるくまーる(旧・教育部長の講義日記)

中和文化祭「幸せな二世」

2013/10/13
生活日記 1
文化祭本番 

17回目を迎える中和文化祭の歴史の中で、我が教会から6名の二世が参加したのは今年が初めてのことでした。

6名は昨夜から教区本部に泊まり、そこから会場へ。
私も自宅を早朝に出発して会場へ向かいました。

会場に着くと、すでに周りの公園で最後の練習に励む二世たちの声があちこちで響いています。

発表部門は、

① 原理講義部門
② チャート講義部門
③ スピーチ部門
④ エンターテイメント部門

の4つです。

結果は、4部門において我が教区はどれも3位入賞を果たすことができない残念な結果となりました。
エンターテイメント部門では我が教会の二世たちも90点の出来だと思いましたが、さすがにどこの教区も相当に工夫をこらし、練習を積み重ねてきたことが伺われます。
思わず唸るほどレベルの高い発表が続きました。

さて、多くの発表の中で、私が特に感銘を受けた一つのスピーチをご紹介しようと思います。
女の子の出場が多い中、ただ一人の男の子でした。

☆☆☆

毎日、ご父母様の映像を見ている。
学校でも、授業の合間など、時間を惜しんで見ている。

父母はぼくをとても愛してくれているが、その愛が真の父母様から来ているものなら、父母様をよく知らなければならないと考えたからだ。

ぼくは自分の感情を言葉や態度で表すほうではない。
それで、友だちとの付き合いが悪くなったり、いじめのようなことを半年間近くされたこともある。

その時、父に相談した。
すると父は、こう言った。

「お前は空手を習っているのだから、やられた時にはそれを使ったらいいではないか?」

力づくでやり返せということだろうか? と思った。
しかし、そうではない。

「お前がその友だちに対して、本当に父母の心情に立ったら、どうするだろうか? 父母であれば、その子女たちが正しくないことを悟らせてやろうとしないか? それが本当の父母の愛ではないか?」

父母の愛で友だちを見よ、ということだと思った。

私はそれまで、優しく接することが愛だと考えていた。
でも、本当のそれでいいのだろうかと、父の言葉を聞いて考えた。

それから、父のアドバイスを学校で試してみた。

友だちから「貸してくれ」と頼まれても、今自分に必要な物は貸さない。
悪いことをしてくる友だちは、殴るのはまずいと思ったので、床に投げつけて転がしたりした。

そうすると、友だちの態度が変わってきた。
より親しみを持って、友人として接してくるようになった。

それから、ある祝福二世との出会いがあった。
彼の父母は国際祝福だったが、お父さんが問題を抱えていた。

そして、ぼくに対して、
「統一教会は間違っている。君たちは洗脳されている」
と言ってきた。

ぼくは強いショックを受けた。
しかし、彼に対して優しい言葉だけをかけようとは思わなかった。

「君はその時、君のお父さんと真のお父様とを重ねて考えてみたことがあるか? お父様がどんな苦労を、何のためにしてこられたか、考えたことがあるか?」

彼がぼくの言葉をどのように受け止めたかは分からない。
しかし、いつか必ず神様に出会う時が来ると思う。
なぜなら、ぼくが学校で体験したことも、その二世に会ったことも、決して偶然ではないと思うからだ。

☆☆☆

彼が父母の愛について語る時、感極まって涙で声が震えました。

その様子を見ながら、
「神様と真の父母様の原理と愛が、父母を通して家庭の中でしっかりと伝わっているなあ」
と感じました。

教会に距離をおく二世の中には、
「どうしてぼくは二世なんだ。どうして二世だからといって、あれをするな、これをするなと縛られるんだ?」
と言う子がいます。

祝福二世として生まれ、育つことは、自ら選ぶことはできません。
しかし、祝福二世として生まれ、原理を学んで自分の人生の指針とすることは、決して悪いことではない。

それを主体的に選び取るなら、そのことでその本人の内面を限りなく豊かで充実したものにし、
「私はこの境遇に生まれて、本当に良かった」
と、心から思えるだろう。

彼は本当に幸せな二世だなと思うと同時に、そういう二世を育てる揺籃は、父母の愛を通して神の愛が伝わる家庭以外にないということを、改めて感じました。

そのような父母を創りたいのが、神様の切なる願いでもあるに違いありません。
私にとって、原理の精髄を教えられる、生きた原理教室のような1日でした。

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2013/10/16 (Wed) 22:47