み言葉教育共同体の時代へ
去る6月10日、統一教会創立60周年及び『天聖経』『平和経』出版記念式において、李載錫(イ・ジェソク)会長が記念辞を語られました。
その中で指摘された、基元節を境に転換した二大重要項目があります。
基元節を過ぎた今でも、我々は外的、形状的な劇的変化は目撃していません。
摂理的な大転換は極めて内的に、目に見えない形で、しかし確実に進行してるというのです。
① 父母の時代から子女の時代へ。
② 終末論的共同体からみ言葉教育共同体へ。
これが大きな2つの転換です。
子女の時代とは、どういうことでしょうか。
基元節を宣布されたということは、創造本然のエデンの園が復帰されたことを意味します。
真の父母はその使命、責任を完成・完結・完了されたのです。
神様はエデンの園を創造された後に、その子女であるアダムとエバに三大祝福のみ言葉を与えられました。
それになぞらえれば、真の父母は神様と同じように再創造の使命を果たされたのです。
それで基元節は、父母が子女に三大祝福を与える時だと言えます。
つまり、三大祝福を成就するのは、もともと父母ではなく子女だということです。
子女の時代とは、子女が父母からもらったみ言葉によって、自ら三大祝福を成就していく時代です。
さて、第二の「終末論的共同体」とは何か。
従来の終末論では、終末には天変地異が起こり、日と月が光を失い、星が天から落ちるのです。
その恐ろしい時代には、主を信じる者たちだけが救済の対象となります。
信じなければ、家族でさえも引き裂かれます。
だから、救いを切望する人々は共同体を作り、主の来臨を待ち望むのです。
それに対して、これからは「み言葉教育共同体」の時代。
主は既に来臨され、豊穣のみ言葉を残されました。
それで、どんな人をもそのみ言葉で教育し、すべての人を救いの枠に入れようとするのが、この新しい共同体の願いです。
家族が引き裂かれてはいけません。
家族は揃って天一国に入るべき運命にあると考えます。
それなら、今後み言葉教育はどのようにするのでしょうか。
ここに、真の父母の伝承事業の意義があります。
これは、真のお母様が強調される点であり、李会長によれば、
「真の父母の伝承事業とは、真の父母のみ言葉と人生、行跡を伝え受け、継承すること」
なのです。
李会長の説明です。
「今からは、三大経典を訓読してみ言葉を頭に刻み込み、み言葉を祈祷や黙想によって心で感じ、み言葉を実践して身につける反復的な訓練教育が必要です。そのようにして、個人完成、家庭完成をし、そして氏族的メシヤの使命を完遂することにより、天一国の民として定着するようになるのです」
この内容を整理すると、
三大教典のみ言葉を訓読 → 祈祷や黙想 → み言葉の実践
という段階を反復する訓練教育。
これによって、個人完成し、家庭完成し、その上で氏族的メシヤの使命を完成するという3段階を経ていきます。
それで、李会長は結論をこう結ばれます。
「誰でも氏族的メシヤになれるわけではありません。四大愛を家庭で成し家庭天国を成す者だけが氏族的メシヤの資格を持つようになると、私は理解しています」
氏族的メシヤというのは、ただ単に氏族を伝道する者を意味するのではない。
家庭において四大愛を成した家庭だけが、氏族的メシヤの資格を有すると認められるのです。
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