1日の生活を一生の人生に喩えることができます。
朝は幼年、昼が青年、夕方が壮年で、夜が老年です。
1日の生活は、朝起きるところから始まり、夜眠ることで終わります。
その間に、「出かける」「仕事をする」「帰る」「食べる」という4つの要素があり、1日の生活は大体6つの要素から成り立っていると考えることができます。
1日を一生だと考えると、80年生きるとすれば、私たちは29,200回生死を繰り返すということになります。
いかに生まれ、いかに死ぬか。
これがとても重要なことだと思われます。
どういう気持で生まれればいいのでしょうか。
生まれる時、先ず赤ん坊は息を吸い込み、続いて「オギャー」という泣き声を上げます。
息を吸い込むということは空気が存在しているということであり、「オギャー」というのは、
「私は初めて空気を吸うことができ、第2の人生を出発できた!」
という感動的な心の発露です。
これはつまり「感謝」です。
人生は感謝で始まります。
死ぬ時は、自分の人生を静かに振り返ります。
「私の一生はどうだったのか? どれだけ価値のある人生だったのか?」
と、正直な評価をしなければなりません。
そして、恵まれたこと、幸福だったことに対して、「感謝」の心が湧き上がってくれば、その人生は概ね成功だったといえるでしょう。
これを1日の人生に当てはめると、どうでしょうか。
朝起きて、先ず空気を吸い込む。
「ああ、今日も空気があるなあ。それで私は生きている。有り難いなあ」
と思って、空気に感謝する。
「神様、有り難うございます」
というのが、私の最初の言葉「オギャー」に当たります。
夜床につく時、
「これで私の人生は幕を引く。目をつむれば、あとは霊界だ。私の人生はどうだっただろう?」
と、今日の人生を振り返る必要があります。
何がうまくできて、何がうまくできなかったか。
それを正直に評価して、うまくできたことに対して「感謝」の心が湧き上がってくれば、今日1日の人生は概ね成功だったと言えるでしょう。
このように考えると、結局私の人生を土台で支えてくれているものは「感謝」だということに得心がいきます。
感謝の心があれば、1日の人生も一生の人生も、概ね成功に導かれると思います。

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