天のお母様をどうやって探したの?
ここ数日、『原理に関するみ言の証』(史吉子著)に没頭しています。
原理も文先生もはるかに見上げる泰山のようで、とてもその全貌を掴むことはできません。
しかし、その泰山に茂る1本1本の木の姿に、今まで思いもしなかった価値があるのを、この本を通して発見します。
今日紹介するのは文先生のみ言葉ではありませんが、とても意味の深い話だと感じたものです。
☆☆☆
大邸(テグ)に李月光(イ・ウォングァン)という勧士がおられます。
神様と一問一答するほどの神霊的な方です。
神様はその方に恩恵をくださろうとして、しきりに山や野に呼び出して精誠を立てさせました。
その結果、優秀な神霊者になり、人々に按手祈祷をするようになったのです。
統一教会に入教してからは、できるだけそういうことをしないようにしましたが、それでもしきりに患者が訪ねてきます。
仕方なく祈祷をしてあげ、病気などを治すと、自分が蕩減を受けます。
それが嫌で、ある時などは教区長と按手祈祷集会を開く約束をしたのに、それをドタキャンしたりもしました。
すると、神様が立腹して去って行かれたのです。
神様が去って行かれると、全く神様に通じず、真っ暗なところに閉じ込められたような苦しさを味わいました。
「神様! 神様!」といくら叫んでも、何の答えもないのです。
その苦しみの中で、ある時、ハッと悟ることがありました。
「そうだ! 天のお父様が答えてくださらないのなら、天のお母様がいらっしゃるではないか!」
それで、今度は、
「天のお母様! 天のお母様!」
と大声で呼んでみました。
すると、その途端、
「どうしたの~」
という柔らかい母親のような声が聞こえてきたのです。
それまでは「天のお父様!」と呼ぶと、いつも「おお、私の愛する娘よ」という男性の声が聞こえていたのに、今回は全く違っていたのです。
それで李勧士は哀願しました。
「天のお母様。どうか私を助けて下さい。天のお父様が私をお捨てになりました。どうしたらいいですか?」
すると、天のお母様は、
「それでは待っていなさい。私が天のお父様にお尋ねしてくるから」
と言って去って行かれ、暫くして再び戻ってこられました。
「あなたはどうして約束を守らなかったの? 1日に12回以上もあなたが心変わりをしたから、天のお父様はとても怒られたのよ」
それを聞いて李勧士は、
「天のお母様。今回1度だけ許してください。2度とそのようにしませんから」
とお詫びすると、
「そう? それではもう一度行ってお聞きしてくるから」
と、天のお母様は言われました。
暫くしてまた戻ってこられ、言われた言葉がとても有難いものでした。
「到底赦すことはできないが、天のお母様のたっての頼みなので、今回1回だけは赦してやる」
このようなやり取りの後、天のお母様が言われました。
「これまでは誰も天のお父様だけを探し求めて、天のお母様を求めた人がいなかった。それなのに、あなたはなぜ、どのようにして私を探したの?」
そのように言われながら、
「ありがとう」
と感謝されたのです。
☆☆☆
私など、これまでに思いもしなかった話です。
天のお父様の怒りを天のお母様が宥めて、子どもとの間を取り持つ。
その姿は、まったく人間の父母の姿そのものです。
本当にこんな天の父母様がおられるなら、どんなにいいでしょうか?
過去数年の間に、文先生は「昼の神様、夜の神様」という表現をされ始められました。
また、基元節を前後して、韓総裁は「これからは天の父母様と呼びなさい」と指示されました。
そのこととこの話はつながりがあるなと思います。
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