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教育部長の講義日記

家庭連合の教育部長として、統一原理を講義し、思索する日々

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ゼロ・ポイント・フィールド

量子力学

『フィールド 響き合う生命・意識・宇宙』

を半月以上かけて読みました。

量子論の知見を土台にした啓蒙書ですが、専門外の私にはかなり難解な内容です。
しかし、論点は非常に面白く、思わず手を打ったり、へえ!と感嘆しながら読み、目を開かれた思いです。

ゼロ・ポイント・フィールド(ZPF)を想定します。
ここからあらゆる存在物が生じ、再びそこへ還っていっては、また別のものとして生成されてい きます。
存在物として存在する間、さまざまな体験をしますが、その体験のすべてを波動として記憶し、それがZPFに蓄積されます。
ゆえ に、ZPFには宇宙創生の時からの全ての記憶が畳み込まれて存在すると言うことです。

あらゆる存在物はZPFを通じてつながってお り、かつ、お互いに全ての記憶を共有しています。
私たちは通常、自分とあなたは別の存在、人間と樹木とは別次元のもので、通じ合うことはできない と思い込んでいますが、ZPFの考え方はそういう常識を一気にひっくり返してしまいます。

私とあなたは記憶を共有する。私はい つか樹木になるかも知れず、樹木はいつか人間になるかも知れない。
このように考えると、私はインドの伝統的な生命観である
輪廻転生
というの は、まんざらおかしな考え方ではないと思うようになりました。

私たちは前世、現世、来世の三界をぐるぐると無限に輪廻する。
前世 で悪に生きれば、現世には畜生に生まれて苦役する。
現世で良く生きれば、来世でその報いを受ける。

私は「私」という個の本質がこのように 生まれ変わるとは考えませんが、量子のレベルで考えれば、輪廻転生があると言ってもおかしくないように思えます。

量子はZPFから物 質化されて、私という存在の一部になります。
しかし、私の細胞は3ヶ月から1年ですべてリニューアルされます。
すると、私の一部であった 量子は私から離れ、例えば、土の一部になり、それがまた植物に入り込み、動物に食べられ、また別の人の一部になる。
また、一定期間現象界 に存在し、再びZPFに還っていく。
その時、現象界で体験したすべてのことを記憶しています。
それがZPFに蓄積されます。

そ うだとすると、私たちはこの記憶に影響されることになります。
過去の記憶をもって量子が別の存在物として現象化すると、その新たな存在物 は初めから過去の記憶に影響されざるを得ない宿命を持っています。
その記憶がネガティブな、マイナス的なものであれば、最初からハンデを背 負っている立場です。
逆に、ポジティブでプラス的な記憶、例えば、喜び、感謝、愛のようなものをもって生まれれば、それはとても有り難いことで す。

すると、今私が妬み、恨み、憎しみ、嫉妬などを持って生きることは、私自身を不幸にするだけでなく、ZPF全体にマイナ スをもたらすことであり、その記憶を受け取って生きなければならない他の量子に迷惑をかけることにもなるでしょう。

別の言い方をすれ ば、私の生き方は私だけの問題ではなく、全ての存在に対して責任を持たなければいけない問題だということになります。
私が幸せに生きれば、樹木を 幸せにし、樹木が幸福であれば、私も幸福になるはずです。

お釈迦様が昔、
空即是色、色即是空
と教えられました。

これは結 局、この量子論のこと、ZPFのことだったのではないかと思われます。
「空」がまさにZPFであり、「色」が個々の存在物です。

今 や、現代の先端科学は、次第に本質に接近し、ついには見えざる神様に至る運命のように思われます。
ZPFそのものを神様の本質とは言いませんが、 神様の本形状と呼ばれるエネルギー的なものの根源と見ていいのではないかと思います。



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