夫婦から始まる
結婚とは、ただ単なる男女の出会いではありません。それは神の創造の偉業を受け継いでいく貴重な儀式です。結婚は、男性と女性が一つになり、生命を創造して真の愛を求めていく道です。結婚を通して新しい歴史が生まれます。
結婚した家庭を中心に社会が形成され、国家が建設され、神の願う平和世界が築かれていきます。つまり、この世の中で神の国、天国が広がる起点となるところが家庭なのです。
(文鮮明先生『平和を愛する世界人として』p.231)
今日、久しぶりに新規講演会を開きました。
「祝福講座 幸せな家庭作りのために」
初めての人に祝福の意義を説明するのは簡単ではないので、どのような説明をするか、ずいぶんと悩みました。
先ずは結婚、あるいは夫婦の意義について説明しようと考え、3つのポイントを挙げてみました。
① 人間社会の生産工場
② 愛を育てる場
③ 天国への同伴者
この世で最も神秘的なことの一つは、人間に男性と女性がいるということではないでしょうか。
そして、どんな偉大な人も、逆にどんな悪逆無道な人も、夫婦(男女)関係以外からは生まれません。
夫婦という生産工場が良く機能すれば、良い人間が生まれ、その結果、良い社会、良い国家、良い世界が形成されるでしょう。
この生産工場を神様が管理し、健全に機能させることさえできれば、神様が願う世界が出現することは間違いありません。
それができなくなっている今の私たちの家庭の姿こそが、最も根本的な問題だと言えます。
現在の日本では、1年間に約76万組の夫婦が生まれる一方で、約26万組の夫婦が別れるという実情です。
50代の夫婦を対象にとったアンケートでは、
「死んだ後に2人一緒の墓に入りたいですか?」
との問いに対して、3分の1が、
「いいえ」
と答えたという話もあります。
これは、
「あの世に行ってまで夫婦はイヤ」
ということです。
結婚に至る入り口は、
① 恋愛
② お見合い
の2つがあります。
お互いが好き合って恋愛結婚した夫婦こそうまくいきそうに思われますが、現実は逆です。
お見合い結婚カップルの離婚率が10%前後であるのに対して、恋愛結婚カップルのそれは40%にも昇るのです。
お見合いカップルの離婚率が低い理由として、3つのことが考えられます。
① 出会いの動機
見合いの場合は、初めから結婚を視野に入れて出会います。
② 出会いから結婚までの期間の長さ
恋愛カップルの場合、3、4年から10年近くにまで及び、結婚の時には愛情のピークを過ぎている場合が多い。
それに対して、お見合いカップルの場合、その期間は平均1年以内と短く、結婚の後にもお互いの愛情がさらに高まる余地があるのです。
③ お見合いが本来の結婚の形に近い
神様を中心とした結婚は、本来、本人同士の自由恋愛に委ねられるのではなく、愛の主体である神様の代身者としての父母などの主導のもとで行われるべきものです。
このように話しながら、天国へ行く時の同伴者になるための祝福を紹介していきました。
初めて来られた老夫婦も、うなづきながら聞いておられ、講演後は、
「とても良い話を聞かせていただきました」
と喜ばれ、もっと深く学んで行かれるようでした。
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