私とお前の妻が溺れたら、誰を先に救い上げるか?
韓鶴子夫人が去る10月29日にラスベガスを出発され、バスで500キロ以上の行軍の後、ニューヨークに到着されるとすぐに、11月4日、マンハッタンセンターで信徒集会を持たれました。
そのお話の中で、次のようなエピソードを紹介しておられます。
亨進夫婦がお父様(文鮮明先生)に侍りながら巨文島を行ったり来たりしました。 ある日はお父様は亨進に対して、 「亨進や、私とお前の妻が水に溺れたら、誰を先に救いあげるか?」 このように尋ねられたそうです。 そのとき亨進が答えたのは、 「もちろん、もちろんお父様を先にお救いしなければなりません」 ということでした。 すると、お父様は笑われたそうです。 そのあと、亨進が自分の部屋に入ってから妻に対してこのように言ったというのです。 「あなた、私があのように言わなければならなかったのはなぜか分かりますか? 少しの間この世界であなたを忘れることは、少しの地獄であるけれど、お父様をお守りすることができなければ永遠の世界に逝って永遠に地獄なのだ。とすれば、私はどのように選択するべきでしょうか? お父様を先に救わなければならないでしょう?」 |
これはとても本質的な問答ですね。
お父様の笑いにも、深い意味がありそうです。
今朝7時、第53回真の子女の日、第25回天宙統一国開天日の名節の式典にインターネットで参加しました。
その式典の中で記念メッセージを語られた宋総会長が、こんなことを言われました。
「私がどこか海外に仕事に行って韓国に帰ってきたとき、空港から最初に行くところはご父母様のところです。もし私が最初に自分の家に帰り、妻や子どもを愛してから数日後にでもご父母様を訪ねたら、『お前は帰国して最初に私を訪ねてきたのか?』と聞かれるでしょう。その時『いえ、私は先ず自分の家に帰って妻や子どもを愛してからここに参りました』と答えれば、ご父母様は気分が悪いというのです」
この2つの話には、互いに通じるところがあります。
ご父母様よりも自分の妻や子どもを優先的に愛すれば、天国ではなく地獄に行くというのです。
それは、ご父母様は自尊心を持って、
「私を先に愛せ」
と言われるのではありません。
言わば、「愛の天理」「愛の法度」とでも言うべきものです。
創造原理の「三対象目的」の箇所にあるように、愛するにも順序があるのです。
この順序を守らなければ、神様やご父母様が嫉妬をして地獄に行くというのではありません。
私たちの「本心」が天理を知っているために、その本心が私の行動を許さないのです。
亨進世界会長が、
「永遠の地獄だ」
と言われるのも、
「私は先ず最初に愛すべき方を愛さず、愛の順序を間違った」
という本心の呵責が私を地獄の境地に陥れるということだろうと、私は推測します。
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