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まるくまーる(旧・教育部長の講義日記)

こどもの くれる おくすり

2010/01/11
生活日記 3

 lams


「えがおのおくすり」

「まま、わらって」
ままがわらっていないとき
玉ちゃんは
にっこり、わらいます。

ままがおこっているとき
玉ちゃんは
いっしょうけんめいわらいます。

玉ちゃんのえがおは
ままのおくすりですよ。
たくさんわらって
ままのびょうきを
なおしてあげますよ。

「玉ちゃんのえがおはすてきね」
って、まま、いってたでしょう?
だれにおしえてもらったか
しってる?
神様ですよ。

まま大好き。

『神様に愛された日』(世界基督教統一神霊協会編)に載っている小学1年生の詩です。

親となった私たちも、日常生活の厳しい現実に出会って、気分が沈むことがあります。
そんな時の子どもの無邪気な笑顔は、どれほど大きな励ましの力になることか!
誰にもそういう体験があるでしょう。

娘がまだ3歳にならない頃だったでしょうか。
妻との間にちょっとした気持ちのすれ違いがあって、妻が作ってくれた朝食も食べる気がしなかったことがあります。
食卓についたものの、箸もつけずにいると、向かいに座っていた娘がおかずをスプーンにとって、ふいに私の口まで差し出してくれました。
私はもう何の考えもなく口を開けて、
「おいしい!」
と言ってしまったのです。

妻はふくれて、
「私が作っても食べてくれないくせに、娘がくれたら食べるのね!」
と文句を言いました。
その文句はもっともです。
でも、こういう場面での子どもの振る舞いは、心を本当に慰めてくれます。

成長するにつれて子どもの振る舞い方は変わってきますが、今でも子どもに慰められることがしばしばあります。
こちらが感情的になって怒ってしまったりした後、私は気まずくて子どもに近寄れないでいると、子どもの方から頃合を見て、
「ねえねえ、お父さん。この問題、どういう意味?」
などと言いながら、話しかけてくれるのです。

こういう時は、
「ああ、子どもの方が、もっと大人だな」
と、恥ずかしい気持ちにもなります。

私も努力して、もっと成長しなければ、と思わされます。

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Comments 3

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K.N

心温まるとともに本当にそうだなと感じました。
しばしば妻とぶつかってしまうことがありますが、子供の前で喧嘩してしまうと、7歳の娘は必ず仲裁に入ろうとします。その姿がけなげで、本当に申し訳なかったと反省させられます。子供を通して教えられることが本当に多いですね。

2010/01/12 (Tue) 17:25

日韓太郎

子供の笑顔は、確かに薬になりますね。。。^^
小学1年生の詩、私まで、心が癒され、平安になり、
良い薬を頂いたと思います。。。

筆者のお子様も、早くにお母さんを亡くし、
どんなに淋しい思いをされて来たかと思いますが、
だからこそ、お父さんの存在は、すべてだと思います。。。
お父さんの顔を見ながら、一喜一憂されて来た、
そんな健気なお子様の姿が、目に浮かんで来ます。。。^^

ありがとうございました・・・m()m

2010/01/12 (Tue) 20:19

きたせんど

他の子はどうなのか、よく分かりませんが、我が子を見ていると、
いろいろあっても、良い意味で根に持たないなあと思います。
あっさりしていて、自分の心に正直です。

2010/01/12 (Tue) 22:14