こどもの くれる おくすり
「えがおのおくすり」
「まま、わらって」
ままがわらっていないとき
玉ちゃんは
にっこり、わらいます。
ままがおこっているとき
玉ちゃんは
いっしょうけんめいわらいます。
玉ちゃんのえがおは
ままのおくすりですよ。
たくさんわらって
ままのびょうきを
なおしてあげますよ。
「玉ちゃんのえがおはすてきね」
って、まま、いってたでしょう?
だれにおしえてもらったか
しってる?
神様ですよ。
まま大好き。
『神様に愛された日』(世界基督教統一神霊協会編)に載っている小学1年生の詩です。
親となった私たちも、日常生活の厳しい現実に出会って、気分が沈むことがあります。
そんな時の子どもの無邪気な笑顔は、どれほど大きな励ましの力になることか!
誰にもそういう体験があるでしょう。
娘がまだ3歳にならない頃だったでしょうか。
妻との間にちょっとした気持ちのすれ違いがあって、妻が作ってくれた朝食も食べる気がしなかったことがあります。
食卓についたものの、箸もつけずにいると、向かいに座っていた娘がおかずをスプーンにとって、ふいに私の口まで差し出してくれました。
私はもう何の考えもなく口を開けて、
「おいしい!」
と言ってしまったのです。
妻はふくれて、
「私が作っても食べてくれないくせに、娘がくれたら食べるのね!」
と文句を言いました。
その文句はもっともです。
でも、こういう場面での子どもの振る舞いは、心を本当に慰めてくれます。
成長するにつれて子どもの振る舞い方は変わってきますが、今でも子どもに慰められることがしばしばあります。
こちらが感情的になって怒ってしまったりした後、私は気まずくて子どもに近寄れないでいると、子どもの方から頃合を見て、
「ねえねえ、お父さん。この問題、どういう意味?」
などと言いながら、話しかけてくれるのです。
こういう時は、
「ああ、子どもの方が、もっと大人だな」
と、恥ずかしい気持ちにもなります。
私も努力して、もっと成長しなければ、と思わされます。
よろしければ1クリック!
にほんブログ村
- 関連記事
-
-
燃えるアトランティックシティ 2011/11/12
-
母をもっと大事にしないとなあ 2012/03/04
-
1万回の「有り難う」 2017/11/12
-
もう少し、私のことを考えてよ 2012/04/01
-