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教育部長の講義日記

家庭連合の教育部長として、統一原理を講義し、思索する日々

TOP > 2018年02月

記憶こそが私の人生か

記憶こそが私の人生か

  認知症が着実に進んでいる母と暮らしていると、 「人の記憶」 というものの不思議を考えさせられます。 大抵は母を寝かせてから私が寝るようにしていますが、時々疲れて母より早く床に就くことがある。 「先に寝るよ」 と言っておくのに、母は私の姿がないと、 「まだ、帰っていないのだろうか?」 と心配になって、私の部屋までやって来て私がいるのかどうか確かめようとする。 ついさっきまで私と一緒に台所でお茶を飲...

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すみれは、すみれ

すみれは、すみれ

  先日、何気なくテレビのスイッチを入れると、金曜ロードショーで上映中の邦画が目に留まる。 タイトルを調べると、 「天才を育てた女房」 佐々木蔵之介が演じる主人公は、細身で、豊かな髪はぼさぼさで、振る舞いはどこか変人じみている。 妻と思しき女性や友人が彼のことを 「きよっさん」 と呼んでいる。 もうしばらく見ていると、友人が、 「岡さん」 と呼ぶのを聞いて、 「ええっ! 岡のきよっさん。岡潔先生?」 ...

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No title * by omachi
歴史探偵の気分になれるウェブ小説「北円堂の秘密」を知ってますか。北円堂は古都奈良・興福寺の八角円堂です。グーグルやスマホで「北円堂の秘密」とネット検索すればヒットし、小一時間で読めます。その1からラストまで無料です。順に読めば歴史の扉が開き感動に包まれます。重複、既読ならご免なさい。お仕事のリフレッシュや脳トレに最適です。物語が観光地に絡むと興味が倍増します。

法隆寺・夢殿と同じ八角円堂の
北円堂を知らない人が多いですね。

岡潔が後半生を暮らした奈良が舞台の小説です。

常人には、計り知れません * by みな
夢の中で 巫女のような幼い女の子と散歩を繰り返し、数学のヒントを得たり、予言を受けられたそうです。

The Showman、よかったなあ

The Showman、よかったなあ

  息子への誕生日プレゼントとして約束していた映画遠征。 車で2時間かけて観に行ったのは、 「The Greatest Showman」 です。 19世紀に活躍したエンターテイナー、P.T.バーナムの成功を描いたミュージカル映画。 ミュージカル仕立てで作る映画としては、格好の題材だと思いました。 とにかく、音楽が素晴らしい。 所謂サーカス興行で曲芸師たちが披露する切れのあるダンスとアップテンポで伸びやかな歌の数々。 ストーリ...

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最初に被造物、創造主は事後的に出現する

最初に被造物、創造主は事後的に出現する

  しつこいようですが、『街場の文体論』(内田樹著)からもう少し、私が惹かれるテーマを取り上げようと思います。 フランス人哲学者、ロラン・バルトが、 「テクスト」 について、一般の常識とはいささか違う意見を提示しています。 ここで言う「テクスト」とは、 「言葉によって編まれた言いたいことの内容」 です。 人が何かものを「書く」という場合、普通にはまず、 「言いたいこと(イデア)」 があると考える。 ...

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私が、今日あなたが読む本ですよ

私が、今日あなたが読む本ですよ

   電子書籍なるものが出版されるようになり、それを気楽に読めるタブレットが普及するようになると、 「このままでは、紙の書籍は次第に押されて、そのうちになくなるのではないか」 とも囁かれたことがある。 確かに、書籍に限らず、雑誌にしろ新聞にしろ、紙媒体の部数は減少傾向にあるのかも知れません。 しかし、すっかり消えてなくなるということは(少なくとも当面は)ないような気がします。 私も時々、電子...

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他者を伴わない言語はありえない

他者を伴わない言語はありえない

  先日の記事「母語が痩せ細っている」で、韓国語版への前書きだけ紹介した『街場の文体論』(内田樹著)が届いたので読み始めていますが、非常に面白い。内容は内田さんの大学での最終講義に加筆したものです。 こんな魅力あふれる、わくわくするような講義を、私も大学で聴講したかったと思います。 読んだところまでで、少しご紹介したい。 人間というのはいつだって「誰か自分ではない人間」が横にいて、その人との共...

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「この人は、おかしい」はおかしい

「この人は、おかしい」はおかしい

  日々、些細なことで思い悩むことが多い。 「どうしてあの人は、あんなに無駄が多いのか。もっと節約すればいいのに」 「いくら年を取ったといっても、もう少し老化に抗って頑張ればいいのに」 自分なりの価値観の判断基準から外れている行動を目の当たりにすると、 「この人は、おかしい」 と思う。 「もう少し、節約を心掛けろ」 「もう少し、前向きに頑張れ」 と言いたくなる。 批判心に満ち溢れる。 そして 「私...

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主人?責任? * by toramaru
主人とか、責任とか、そういう言葉が湧いて出る前に、思いやりや、愛情が先に出てくるんでは?
主人とか、責任とか、全然関係ないよ。皆。生まれた時から、良心が共にある。
思い込みで生きると、良心が飛んでいく。

「お付き合い」から「付き合い」へ

「お付き合い」から「付き合い」へ

  家庭連合の月刊小冊子「真の家庭」2月号の名物コラム「愛の知恵袋」に、 「『付き合い』と『お付き合い』の違い」 について紹介されています。 この違いを指摘したのは、社会学者の加藤秀俊氏。 加藤氏によれば、私たちは人生の中で多くの人たちと知り合いになり、その知り合いと「お付き合い」をする中で、本当の深い「付き合い」のできる人を求めている。 つまり、「お付き合い」は他人と知り合いになるための手段で...

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思考の中身を入れ替える

思考の中身を入れ替える

「思考の中身を入れ替える」 というタイトルで、久しぶりに礼拝の説教を担当しました。 1999年6月に初版が出された『人類の犯罪者ルーシェル』(李相軒著)の中で、霊界の著者、李博士はこう言っています。 「私たちが神様と真の御父母様の前に孝行する道は、私たちの思考の中からサタンが訪ねてくることのできる要素と要因を追放する運動に総力を傾けることです」 このアドバイスに基づいて、どうしたら我々の頭の中身を替えら...

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母語が痩せ細っている

母語が痩せ細っている

  読んだのは韓国語版への前書きだけ、本文はまだなのですが、思わず膝を打つ内容だったので、紹介してみようと思います。 その本は、 『街場の文体論』(内田樹著) 21年間奉職した神戸女学院大学での最後の講義「クリエイティブ・ライティング」に加筆したものです。 前書きを読む限り、内田さんの気がかりは、 「母語が痩せ細っている」 ということです。 母語というのは、言うまでもなく、日本人にとっては日本語。 ...

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起死回生のビリギャル

起死回生のビリギャル

  映画 「ビリギャル」 は、実話に基づいている。 偏差値30の素行不良気味女子高生が、わずか1年で偏差値を40以上あげて現役で慶應義塾に合格したという、一種の成功物語。 言い得て妙のタイトルです。 お母さんが、とても良い人です。 学校になじめず転校を繰り返した小学校時代から、中高大一貫校に入って次第に不良化する時代まで変わらず、娘のためになるなら何でもやってあげようと思っている。 高校生の時、たばこ...

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