こんな高慢な人間が天下にいるでしょうか
- 2016/04/30
- 22:42

仏陀は生まれると、一方の手は天を、他方の手は地を指し、天上天下唯我独尊といったと聞きました。こんな高慢な人間が天下にいるでしょうか。先生は、そんな人間をなぜ理想的な人物として仰いでおられるのでしょうか。お教え下さい。 (『代表的日本人』内村鑑三著) このような挑戦的な質問を師にしたのは、当時13歳の中江藤樹です。 彼は後に「近江聖人」と呼ばれる、江戸時代初期の儒学者です。 藤樹の理想は謙譲に...
治者がまず食を断って死すべし
- 2016/04/27
- 22:41

私どもの同類であり同じ血を共有する、この人物の福音とくらべると、近年、我が国に氾濫している西洋の知とは、いったい何でありますか! (『代表的日本人』内村鑑三著) この人物とは、二宮尊徳です。 内村は彼と同胞である二宮を代表的日本の一人に数え、キリスト教徒でもなく、ましてや救い主でもない二宮の言葉を、 「福音」 と表現しています。 例えば、こんな言葉です。 きゅうりを植えればきゅうりと別のも...
徳があれば、制度はむしろ邪魔になる
- 2016/04/25
- 21:03

当今では、人間をアダムのふつうの子孫以上に描くことは、時代遅れとなっています。とくに、「神の恵みと啓示の外」にある異教徒となれば、なおさらであります。私どもは、我が国の英雄を神に祭り上げるといって、さかんに非難を浴びています。 (『代表的日本人』内村鑑三著) そう言いながら、内村は「アダムのふつう以上の子孫」と彼が見做す代表的な日本人を5人取り上げています。 西郷隆盛 上杉鷹山 二宮尊徳 中江...
良心が自分なりの角度を作っている
- 2016/04/23
- 22:49

神様が、人間の人生を指導し監視する本源的な機能を、良心に伝授してくださったからです。 ところが、水晶のように清く透明でなければならない人間の良心に堕落性の垢がつき、今まで様々な罪悪と疾病の中で、本来の機能をすべて発揮できずにいるのです。 (天聖経 13-2-3-10) 堕落した私たち人間の力では、良心の機能を本然の位置に戻せる道はありません。 天との縦的な関係が垂直になることができずにいるからです。 65...
サタンを怖がるな
- 2016/04/19
- 22:17

よっぺちゃんが載せてくださった李耀翰先生の説教「復帰歴史に見る生活原理」にとても興味を惹かれた箇所があります。 文先生が原理を探し出すとき、堕落論はサタンを通じて探し出したというのです。 エデンの園で何が起こったのか、刑事が尋問するように問い詰めていくと、サタンの顔が真っ赤になっていく。 その様子を見て、 「間違いない。これは男女問題だ」 と分かったのです。 分かったその内容を持って、霊界で大論争を展...
「私」に勝利する
- 2016/04/14
- 23:05

「従順」と「服従」は違う概念だというのが、文先生のお考えです。 従順は、応じることのできる環境で命令に従うことであり、服従は、応じられない環境で従うことです。 (1957.10.27) 従順にする立場には「自分」という概念がありますが、服従するところには「自分」という概念がありません。 (1995.8.23) 従順は誰でもすることができ、しなければならないことですが、服従は誰でもできるものではありません。しかし、ただ...
ここから新しい世界が生まれる
- 2016/04/12
- 23:17

しかし、イエス様自身は死ぬ間際に、 「父よ、彼らをおゆるしください。彼らは何をしているのか、わからずにいるのです」 とおっしゃいました。 神様はすぐにでもノアの時以上の審判をしたいという思いがありましたが、イエス様が民族を抱いて死に、教団を抱いて死に、十字架を抱いて死んだがゆえに、人間をお捨てになることができず、抱いてこられたのです。 (文鮮明先生 2002.5.21) イエス様は、ローマ兵がやりで自分の脇腹...
大村は言い出したら聞かん
- 2016/04/10
- 19:29

昨年、画期的な治療薬「イベルメクチン」の開発によってノーベル医学生理学賞を受賞した大村智博士。 サンデー世界日報のインタビュー記事を読むと、 「人生哲学を持った学者だな」 という印象を受けます。 自宅にかなり大掛かりな庭園を造っておられます。 自ら設計したと言います。 眺める位置によっていろいろな見え方をする庭造り。 座敷から眺めると、落ち着いた日本庭園に見える。 下のほうから上ってくると、山を登る雰...
ウユニ塩湖に行きたい
- 2016/04/09
- 21:06

しばらくブログを更新できないでいたら、こんなストーリーに出会いました。おしゃべりな胎児(子宮と胎児が教えてくれた妊娠と出産のおはなし)よく「インナーチャイルド(内なる子ども)」という言葉を聞きますが、妊娠中のお母さんにとって胎児はまさに「内なる子ども」そのものだなと思い当たりました。その子がお腹の中からお母さんに話しかけてくるという体験談です。その子(ペルタンと名付けた)は饒舌なうえに、お母さんよ...