霊人の観点で見る
- 2012/02/29
- 23:51

先日「愛苑会の集い」に一緒に参加した婦人と話しているとき、彼女が言うのです。 「この前、あの会に出てから、気持ちがちょっと落ち込んでいるんですよ」 その日の記事にも書いた通り、お互いの自己紹介をする際に、配偶者が聖和するときの状況について話す雰囲気になりました。 人の話を聞くのも辛いし、自分の話をするのはもっと辛い。 思い出したくないことまで思い出すことになってしまった。 それが落ち込みの理...
あとは待ちましょう
- 2012/02/28
- 23:46

息子が大学入試の前期を受けに行ったのですが、何と4日間の長丁場でした。 小さい頃から絵が好きで、飽きるかと思ったら、いつまでたっても飽きずに絵を描き続ける。 そして高校に入った頃から、行き先は「絵」と心に決めていたようです。 入試前日、車で息子を受験地に連れて行き、契約したマンスリーマンションに一晩一緒に泊まりました。 夜は寝る前に、いつもの習慣で、一緒に自叙伝を訓読し、敬拝を済ませます。 翌...
創造本性から生じた堕落性
- 2012/02/27
- 22:56

何事をするにつけ、私たちはその動機を自分においていることがしばしばです。 「これをすることは皆のためにもなる」 と思うようなことでも、 「あの人と一緒にやるのは嫌だな」 というような個人的な感情が妨害することがあります。 創造本性の第一は「神と同じ立場で愛する」ということです。 これは、神様を主体とし、自分を対象とする、ということです。 「皆のためになることだが、あの人と一緒にするのは嫌だ」 という...
あの時の事態
- 2012/02/26
- 23:32

「愛苑会」の集会に参加してきました。 愛苑会とは、聖和者家庭の会、つまり、配偶者のどちらかが先に聖和(他界)した家庭の集まりです。 今日の集会は当教区主催としては初めてで、私を含めて参加者は8名。 自己紹介と配偶者聖和の状況などの話から始まりました。 婦人たちの中には、夫が聖和する前後の話をし始めると、思わず涙になる方もいます。 聖和前後の話というのは、ほとんどが辛いのです。 何の悔いもなく、万...
夜の神様の「種」
- 2012/02/25
- 11:53

「夜の神様と昼の神様」の続きです。 有り難いことに、文亨進世界会長がこのテーマで語られた説教の日本語訳がトゥデイズ・ワールド・ジャパンの最新号に載りましたので、それを参考にします。 これまでキリスト教の神学において、最も難解かつ重要なテーマであったのが「三位一体論」と「キリスト論」の2つといっていいでしょう。 世界会長の説明を読んでみると、文先生の新しい啓示「夜の神様、昼の神様」の概念は、それ...
夜の神様と昼の神様
- 2012/02/23
- 22:50

昨日の「再臨主をめぐるキリスト論」の続きです。 数年前から出てきた原理本体論の中に、 「本体」と「実体」 の区別があります。 本体とは神様のことであり、実体とは神様が創造された被造物のことです。 したがって、私たち人間も当然「実体」なのですが、例外的に「本体」のような存在がある。 それが「真の父母」という存在だというのです。 本体の特徴の一つが、 「無所不在」 という存在様相です。 その意味は、「ど...
再臨主をめぐるキリスト論
- 2012/02/22
- 22:34

キリスト論では、神を中心とするイエスと聖霊との関係、イエスと聖霊と堕落人間との関係、重生と三位一体など、キリスト論に関する諸問題を扱うことにする。 今日に至るまで、このような問題が未解決であるということによって、キリスト教の教理と信仰生活に、少なからず混乱を引き起こしてきた。 (『原理講論 3時間用チャート』p.104) 「キリスト...
心が美しくなれば顔も美しくなる?
- 2012/02/21
- 23:40

私はリトルエンジェルスに会うたびに、「心が美しければ踊りが美しくなる。心が美しければ歌が美しくなる。心が美しくなれば顔が美しくなる」と言っています。真の美しさは内側から滲み出るものです。 リトルエンジェルスがそうやって全世界の人々に感動を与えたのは、韓国の踊りの中に溶け込んでいる韓国の伝統や精神文化が美しいからです。 (『平和を愛する世界人として』p.167-168)今夜、親子で訓読した箇所の一節です...
ルーシェルの苦悩を誰が理解したか
- 2012/02/20
- 22:04

先日の原理教室では、堕落論と終末論を訓読しました。 全体訓読、集中訓読をし、講義演習をした後、最後に瞑想をします。 瞑想を終えると、何人かに今日の感想や悟りを証ししてもらいます。 その時の1人が、堕落論における天使長の愛の減少感についての悟りを証ししてくれたのです。 この問題については、私もこれまで何度かこのブログにも書いたことがあります。 (例えば「絶対愛の完成条件」などを参照して下さい) ...
5段階の気づきと生活への展開
- 2012/02/19
- 20:41

昨日参加した教育部長会議で配布された資料の中に、ある教会(T教会とします)の証がありました。 今時手書きでまとめられた素朴な作りですが、内容を読んでみると、自らの体験に基づいた分析が的確で、とても興味深いものです。 その証は、「段階」「取り組みと気づき」「伝道の状況」の3項目が並列に並んだ形で構成されています。 その順序にそって、大まかに紹介してみましょう。 ☆☆☆ ●[第1段階] 従来の伝道から...
霊的なもつれを解く訓読の力
- 2012/02/18
- 23:56

今夕の中高生礼拝に、久しぶりにうちの息子娘が揃って参加しました。 昨年来、特に高3の息子は、数ヶ月に1度くらいしか礼拝に参加しなくなっていました。 これは、教育部長としては恥ずかしいことですが、受験勉強の忙しさというよりも、教会に対してかなり冷めた見方をするようになっていたからなのです。 「礼拝には行かない」 と言うのを、無理矢理に連れていくことはできませんでした。 1年余りに亘って夜の敬拝は...
教育者が意識の枠を外す
- 2012/02/16
- 22:34

先日の記事「後天時代の教育思想」で指摘されたように、これからの教育は教育開始当初に「教育の目的」をはっきりさせるという考え方に、私は強い共感を覚えました。 その目的とは、その人を教会員にすることでも活動家にすることでもありません。 「創造目的を成就する人」に変容させることです。 この考え方は、私の教会の中でもまだ見解の一致を見ている段階ではありません。 しかし、これは原理の趣旨に一致したもの...